4月17日（日）に札幌市のアクセスサッポロで行われた『なまらいい音まつり』は、今年、装いを変えて北海道のカスタムショップも参加するカーオーディオ & カスタムカーを集めて『なまらいい音とカスタムまつり』として開催された。
今回のイベントから聴くだけではなく魅せる要素も加わった事で入場者数を前年から大幅に伸ばして1751人の来場者数を誇る大きなイベントとなった。会場の雰囲気も非常に良く、クルマに興味を持つユーザーが最新デモカーの試聴や最先端のカスタムカーを間近で見て今まで以上に楽しんでいるように感じた。その中からマイカーライフ登録店の車両とメーカーデモカー数台をご紹介する。
MINI by PITTWO
札幌市の老舗であるピットツーが展示していたのはナビヘッドを使用したシンプルなオーディオシステムを搭載するMINI。ソースユニットにはcarrozzeria 最高峰カーナビゲーションであるサイバーナビを使い、同社スピーカーであるTS-V172Aをサイドミラー横とドアにアウターでインストールすることによって音のヌケを良くしている。低域の土台を支えるのはHi-Fiチューンナップウーファーとして高い評価を受けているTS-WH1000Aを助手席下に収納する。明確で軽快なリズムを刻む音調は心地よく、しっかりと調整されたシステムは前方に定位して気持ちよく広く深いステージを作り上げている。比較的入門的なシステムではあるのだが、その実力はかなりなものだと感じさせてくれる楽しい組み合わせだ。
HONDA N-WGN by FIST
正統派Hi-Fiシステムから魅せるカスタムオーディオまで高レベルで実現してくれる旭川のフィストは実用性に富んだHi-Fiシステムを搭載したN-WGNを展示。ソースユニットはナビを中心としたHi-Fiシステムには欠かせない機種となっているDIATONE サウンドナビ100PREMIを軸に、ハイレゾオーディオ対応スピーカーとして承認を受けている同社スピーカーであるDS-G500をAピラーとドアにアウターでマウントして内蔵アンプで駆動、アクリルリングを噛ます形でLEDによる装飾を施している。ラゲッジにはサブウーファーとして同ブランドであるSW-D50をcarrozzeriaの小型パワーアンプであるPRS-D700でドライブする。立ち上がりのスピード感と音のクリアさが非常に秀逸で、密度ある音がぶれずに芯を持って再生されている。ナビを中心に考えるカーオーディオのお手本となるクルマだ。
VW GOLF4 by ZEPT
カーオーディオはもちろん、クルマの価値を下げないラッピングや車両整備までを行っている伊達市のZEPTは自社の特徴を1台で表現するデモカー、GOLF4を展示していた。まずはラメ増し増しの特徴的なレッドにカーボンを合わせたラッピングと、後付けで施工されたサンルーフでエクステリアを演出している。オーディオに関してもフロント2way+サブウーファーシステムとトランクオーディオを別システムで構築している。フロントシステムはcarrozzeria DEH-P970を使い、audisonのパワーアンプであるAP4DでARC AUDIOの2wayスピーカーであるBLACK6.0+BLACK1.0を駆動して、同ブランドのチューンナップウーファーであるAS888Jをシート下に設置する。ラゲッジオーディオにはアクリルとLEDを使った魅せるインストールを含めてアピールできるシステムだ。全ての項目で質が高く楽しませてくれる要素を満載したデモカー兼代車！？ であった。
Mercedes Benz C-Class Stationwagon by BEWITH
常に進化を続ける国内ハイエンドカーオーディオメーカーであるBEWITHはメーカーデモカーであるC-Class Stationwagonを展示。ソースユニットはBEWITH STATE MM-1DとSTATE A6が1機の組み合わせ。新製品のミドルクラススピーカーであるAccurate A-50lll+130lllの2wayに、サブウーファーであるAccurate A-180llをパワーアンプであるP-100を5機でドライブし、電源強化レギュレーターであるV-50で最適な駆動をサポートするシステムだ。実は初めて実装されたBEWITH Accurateを聴いたのだが、一瞬前モデルのフラッグシップであるConfidence IIなんじゃないか？ と思うほどのクォリティーで、艶やかに伸び伸びと広がる音調はウーファーがインナーでの取り付けでも大きな不利を感じさせない。派手さは無いが音楽を忠実に無色透明で再生する高レベルなサウンドだ。
