カーオーディオならではの楽しむべきポイントの1つである「サウンドチューニング」について、多角的に解説している当コーナー。現在は、上級機それぞれの「サウンドチューニング能力」を検証している。3機種目として取り上げているのは、ドイツ発「レインボウ」の当機。
先週は、当機のタイプ解説を行った。今週は“入・出力”の状況を見ていこうと思う。
入力はまず、RCA/ハイレベル入力を6系統、備えている。RCA出力のあるメインユニットはRCAケーブルでつなぎ、それがない場合は、スピーカー出力を接続可能だ。その上でAUX入力(3.5mmミニプラグ)も備えているので、例えば当端子と、ポータブルオーディオプレーヤーのヘッドフォン端子とをつないで、ハイレゾ音源を楽しむ、というような使い方も可能だ。さらには、デジタル入力(TOSLINK入力)も装備済み(S/PDIF・16/24Bit@44.1/48/96kHz)。デジタル機器との親和性もばっちりだ。
そしてハイライトは、世界初のWi-Fiストリーミング対応となっているところ。スマホ等の音楽を、デジタル信号のままワイヤレスで取り込むことが可能なのだ。スマホやタブレットをソースユニットとして想定している方にとっては、なんともうれしい仕様と言える。使い勝手が高い。
さらに当機は、サウンドチューニングもWi-Fi接続で行える。チューニングが可能な端末は、Windows PCとiPad。チューンニングもワイヤレスで行えるのは非常に便利だ。接続の煩わしさがなく、調整中にケーブルが邪魔になることもない。
なお、入力切替、音量調整、プリセット切替については、iPhoneおよび、Androidスマートフォンでも可能だ(それぞれのアプリは、無料でダウンロードできる)。
入力についてはもう1つ、マイクロUSB端子も装備していて、Windows PCとの接続もOKだ。出力は、RCA出力を8系統、さらにはTOSLINK出力も有している。
入・出力については以上だ。次週はいよいよ「サウンドチューニング能力」について具体的に検証していく。次週も要チェック。