フランスの自動車大手、ルノーは9月末、フランスで開幕したパリモーターショー16において、小型EVの『ゾエ』(ZOE)の改良新型モデルを初公開した。
ルノー ゾエは2012年後半、フランスで発売。欧州Bセグメントに属するコンパクトな5ドアハッチバックEV。フランスを中心に、欧州主要国で販売されている。
今回、パリモーターショー16では、このゾエが発売からおよそ4年を経て、大幅改良を実施。EVパワートレインのアップデートが、ハイライトとなる。
改良新型モデルには、「ZE 40」と呼ばれる大容量バッテリー(二次電池)を搭載。これにより、欧州の計測モード(NEDC)では、1回の充電で最大400kmの走行を可能にした。
従来モデルの航続可能距離が、最大240km。およそ1.7倍に、航続距離を延ばした計算。ルノーは、「欧州最量販EVが、記録的な航続距離を実現した」とコメントしている。