BMWグループのMINIが11月16日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー16で初公開した新型MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)。ひと目でMINIクロスオーバーと分かるデザインを維持しながら、新型らしさを表現する。
新型は、ルーフ、ガラス面、車体の3つにはっきりと分割されたプロポーション、短いオーバーハング、大型のホイールハウスなど、初代MINIクロスオーバーのデザイン的特徴を保つ。そのうえで、個性的なヘルメットのようなルーフ、垂直に立ち上がるテールライト、六角形のフロントグリル、大きなヘッドライドなど、初代特有のデザイン要素を、さらに斬新に進化させた。
具体的には、サイドスカットルと呼ばれるサイドターンインジケーターに、新たに矢印型の縁取りを採用。アルミニウムサテン仕上げのルーフレールは、シルバーのサイドスポイラーと組み合わせているのが目を引く。
これにより、クロスオーバー車らしい車体の高さを、視覚的にさらに強調。リアのデザインは、地面に平行なラインが特徴。これに対して、垂直に配置されたテールライトが、対照的な雰囲気を放つ。
新型MINIクロスオーバーの開発責任者、ユリウス・シュルップコッテン氏は、「新型は初代と比べて、基本的にサイズが大きくなった。それでいて、MINI特有のプロポーションは維持できている」と語っている。