メルセデスベンツは2月中旬、新型メルセデスAMG『E63 4MATIC+』および新型メルセデスAMG『E63S 4MATIC+』を3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー2017において初公開すると発表した。
両車は、日本市場にも導入された新型メルセデスベンツ『Eクラス・ステーションワゴン』の頂点に位置する高性能モデル。標準グレードと、さらなるパフォーマンスを追求した「S」グレードの2種類が設定される。
パワートレインは、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給したユニット。スポーツカーの『メルセデスAMG GT』譲りのこのエンジンは、標準グレードの場合、最大出力571hp/5750-6500rpm、最大トルク76.5kgm/2250-5000rpmを発生する。
これでも物足りない顧客のために用意されるのが、Sグレード。最大出力は612hp/5750-6500rpm、最大トルクは86.7kgm/2500-4500rpm。標準グレードに対して、41hp、10.2kgm強化される。
トランスミッションは、AMGスピードシフトMCTの9速。駆動方式は、フルタイム4WDのAMGパフォーマンス仕様の「4MATIC+」で、駆動トルクの可変配分が可能。0-100km/h加速は標準グレードが3.6秒、Sグレードが3.5秒。最高速は250km/hでリミッターが作動する。オプションの「AMGドライバーズパッケージ」では、リミッターが290km/hに高められる。