BMWが5月にコンセプトを公開した最上級クーペ『8シリーズ』の市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクの高速テストに姿を見せた。
1999年に生産が終了し、20年振りの復活となる8シリーズ。ニュルに現れた市販型は、エクステリア全体がコンセプトモデルから大きく変化していることが分かった。
フロントマスクを見ると、中にダミーレンズを入れたヘッドライトは厚みを持ち、3分割されたエアインテーク形状も刷新されている。但し2つのキドニーグリルは、コンセプトのように繋がったデザインが採用されている可能性が高い。
リアにエアアウトレットは見当たらず、バンパー及びエキゾーストパイプのデザインも異なる他、奇抜なテールライトデザインは、オーソドックスなものになる気配だ。
細部のディテールはリデザインされているが、大きなリアウィンドウを持つ優雅なルーフラインはそのままで、フラッグシップクーペの香りが漂っている。
パワートレインは、2リットル直列4気筒ツインターボ、3リットル直列6気筒ターボ、4.4リットルV型8気筒エンジンの他、プラグインハイブリッドモデルのラインナップも期待出来そうだ。
市販型のワールドプレミアは、2018年春が予想されている。