メルセデスベンツは11月29日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2017において、新型『CLSクーペ』を初公開した。
3代目となる新型は、特徴となる4ドアクーペデザインにいっそうの磨きをかけて登場。フロントには、メルセデスベンツのクーペに共通するダイヤモンドグリルを装着し、サイドデザインは、高いアーチ状のウエストラインとフレームレスのウィンドウが特徴となった。
インテリアには、新型『Eクラス』や『Sクラス』改良新型にも採用された2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイが採用された。
ガソリンエンジン搭載車は当初、「CLS 450 4MATIC」の1グレードのみ。直列6気筒ガソリンエンジンは、新世代の環境パワートレインに位置付け。この直列6気筒ガソリンエンジンは、「EQブースト」と呼ばれる統合スタータ/発電機と、48ボルトの電気システムを採用するマイルドハイブリッドとなる。
エンジンとトランスミッションの間に、スターターモーターとジェネレーターを、1個のモーターに統合した「ISA」(インテグレーテッド・スターター・オルタネーター)を配置。このISAが加速の際には、電動ターボの役割を果たし、加速をアシスト。減速時には、バッテリーにエネルギーを回収することで、燃費性能を引き上げている。
モデルデビュー時点で、ほかに「CLS350d 4MATIC」と「CLS400d 4MATIC」の直列6気筒ディーゼルが設定された。