BMWのミッドサイズ・クロスオーバーSUV『X5』次期型プロトタイプを、これまでで最もカモフラージュが軽い状態でカメラが捉えた。フロントマスクは完全露出し、アグレッシブな表情が見て取れる。
ヘッドライトは、鋭く切れ上がり、キドニーグリルはより大型に。バンパー左右のエアダクトには、立体感のある3本のフィンを配置。エアロダイナミクスの向上にも期待できそうだ。また中心部には追突回避センサーが確認できる。
プラットフォームには、『5シリーズ』から流用される「CLAR」(クラスタ・アーキテクチャ)を採用しホイールベースを延長しながらも、250kg以上の軽量化を図ると見られている。3列シート7人乗りの他、超高級仕様の2列シートモデルも用意されるとレポートされている。
ルーフラインは現行モデルより滑らかにされているが、勿論『X6』ほど強い傾斜ではない。Dピラーがかなり厚みを持っており、視認性に影響を与える可能性もあるが、最先端の運転援助システムが解決してくれるだろう。テールライトは現行モデルのL字型ではなく、アウディ『Q5』のような水平型が確認出来る。
パワートレインは、最高出力251ps、最大トルク350Nmを発揮する2リットル直列4気筒ツインターボエンジン、最高出力335ps、最大トルク450Nmを発揮する3リットル直列6気筒ツインターボエンジンや、ハイブリッドをラインアップ。頂点には、最高出力600ps、最大トルク750Nm以上を発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジン搭載の『X5 M』が君臨する。
ワールドプレミアは、2018年9月が有力だ。