メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは、米国で開催中のニューヨークモーターショー2018において、メルセデスAMG『C63』シリーズ全車の改良新型モデルを初公開した。
改良新型モデルで最初に発表されたが、クーペボディのメルセデスAMG『C63クーペ』。これに合わせて、セダン、ステーションワゴン、カブリオレのメルセデスAMG C63シリーズ全車が、ニューヨークモーターショー2018で改良新型モデルに移行した。
改良新型モデルでは、最強モデルの証として、フロントに「AMGパナメリカーナグリル」を装着。このグリルは1952年に行われた伝説的レース、「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」において、優勝を果たした「300SL」レーシングカーに由来するもの。このグリルは、もともとスポーツカーのメルセデスAMG『GT』シリーズ専用だったが、今回、メルセデスAMG C63シリーズ全車にも拡大採用されている。
4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは継続搭載。このエンジンは、スポーツカーのメルセデスAMG GT用と基本的に共通。トランスミッションは、7速デュアルクラッチのAMGスピードシフトMCT7。
2グレード用意される中で、上に位置するのが「S」バージョン。最大出力が510hp/5500~6250rpm、最大トルクが71.4kgm/2500~5000rpmに引き上げられる。0~100km/h加速は3.9~4.1秒、最高速は290km/h(リミッター作動)を発揮する。