「ロックフォード・フォズゲート」や「グラウンドゼロ」等々の、欧米の人気カーオーディオブランドの数々を日本に紹介している「イース・コーポレーション」が、今年も『イースセミナー&ショー2018』(4月10日、11日、@静岡県・沼津卸商社センター)を開催した。
全国から販売店の代表やスタッフが集結するこの春の恒例行事。今回も例年どおり、新製品セミナーやビジネスセミナー、そしてサウンドコンテストまでコンテンツが充実。密度の濃い2日間となっていた。当サイトでは本日と来週月曜の2回にわたり、コンテスト等に参加した登録店の車両と展示された各ブランドの新製品を、じっくりと紹介していく。
トヨタ・アルファード by カーファイ
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神奈川県のカーファイは、トヨタ・アルファードで『サウンド2ウェイクラス』にエントリーした。搭載システムは以下のとおり。メインユニット兼プロセッサーとしてカロッツェリアのサイバーナビを採用し、その内蔵パワーアンプでフロントスピーカーをドライブする。チョイスされたのはロックフォードの2ウェイコンポーネントの旗艦機、T5。サブウーファーには同じくロックフォード・フォズゲートの12インチモデルを選択し、同・パンチシリーズのパワーアンプで鳴らしている。試聴してみると、まずは低音のパワー感が印象的。密度感が高く骨太。全体的にはステージの立体感の表現が上々で各楽器の実在感も良好だった。心地良く力強いロックフォードサウンドが満喫できた。
トヨタ・プリウスα by ガレージA
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群馬県のガレージAは、トヨタ・プリウスαで『サウンド3ウェイクラス』に参戦した。システムは、パワーアンプ内蔵DSPを核とする実用的な仕様で完成されている。しかしながら、フロント3ウェイ+サブウーファーという本格的なスピーカーレイアウトを展開。しかもサブウーファーは30cmモデルを2発搭載するというヘビー級仕様。そのスピーカー群はグラウンドゼロで統一。ミッドウーファーとミッドレンジには3rdグレードのモデルが、ツィーターには2ndグレードのモデルが採用されている。サブウーファーをドライブするパワーアンプは同・GZCA 3.0K-SPL。聴いてみると、重く、しかしながら鋭い低音が魅力的。中域、高域にも厚みがあり、充実感溢れるサウンドを堪能できた。
ホンダ・オデッセイ by ワープス
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広島県のワープスは、実力アメリカンブランドの1つであるマッツプロオーディオのユニットを満載したホンダ・オデッセイで参加した(同ブランドのブース前に展示)。カスタムは、派手さよりも上質さが意識されて仕上げられた“大人”仕様。多くの手数が入れられ見どころが満載のラゲッジスペースも、純正パネルのカラーを活かしながら落ち着いたトーンでフィニッシュさせ、エレガントなルックスを獲得している。音は、室内ではピュアなHi-Fiサウンドが楽しめ、ゲートをオープンしたときにはパンチの効いたパワフルサウンドがギャラリーにデリバリーされる。内と外それぞれで魅力的なサウンドを奏で、マッツプロオーディオの表現力の幅が広いことを存分にアピールしていた。
ポルシェ・ケイマン by イースト
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大阪府から参加したイーストは、約ひと月前にシステムが完成したというポルシェ・ケイマンで『サウンド3ウェイクラス』にエントリー。そのオーディオは、クラリオンのフルデジタルサウンドプロセッサー・Z3(サウンドプロセッサー/ツィーター/コマンダー)+フルデジタルスピーカー・Z7+フルデジタルサブウーファー・Z25Wという『フルデジタルサウンド』の基本システムに、アナログのミッドレンジを追加して編成されていた。チョイスしたミッドレンジは、JLオーディオのC5-400cm。純正位置にヒドゥンして装着されている。そのサウンドは、ミッドレンジを追加した効果が十二分に表れ、濃密さがなんとも印象的。また、アナログ的な暖かみも付加されて、心地良さも際立っていた。
レクサス・LS460 by モービルサウンドテクノロジー
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東京都に店舗を構えるモービルサウンドテクノロジーは、レクサス・LS460で『サウンド3ウェイクラス』に参戦した。搭載システムは以下のとおり。ソースユニットにはアステルアンドケルンのカーンを採用し、プロセッサーにはオーディソンを使用する。パワーアンプにはグラウンドゼロのリファレンスX4Sを2台おごり、そしてフロント3ウェイを、スーパーハイエンドブランドであるZRスピーカーラボで固めている(ツィーターとミッドウーファーがエントリー、ミッドレンジにがプレステージ)。ミッドレンジは純正のツィーター位置に改造して効率的にセット。試聴してみると、質感の良さに唸らされた。耳当たりが実に心地良く、味わいも濃厚。ハイレベルなHi-Fiサウンドが展開されていた。
スズキ・ラパン by パラダ
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福井県から参加したパラダ。スズキ・ラパンで『サウンド2ウェイクラス』にエントリーした。オーディオのコンセプトは「楽しさが誰にでも伝わること」。定位やサウンドステージのリアルさも大事にしながら、ダイナミックさとロックフォードらしい元気の良さを表現することが目指されている。なお取り付けは敢えて“レギュラー仕様”で仕上げられていて、エントリーユーザー、またはエントリーからのステップアップを検討する層に向けて提案する、現実的なスタイルとされている。ユニットも手頃なモデルが中心。フロントスピーカーはT1、パワーアンプはT400X2ad。サブウーファーにはPM210S4が使われていた。その音は、至ってバランスが良く、自然。低音のパンチ力にも特長が出ていた。
トヨタ・プリウス by ルロワ
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愛知県のルロワのトヨタ・プリウスは、2ウェイでも3ウェイでも高品位なサウンドを楽しめる仕様であることを利して、『サウンド2ウェイクラス』と『サウンド3ウェイクラス』の両方にエントリー。システムは、クラリオンのフルデジタルサウンドの基本形、フロント2ウェイ+サブウーファー(フルデジタルサウンドプロセッサー・Z3、フルデジタルスピーカー・Z7、フルデジタルサブウーファー・Z25W)をベースに、カロッツェリアのミッドレンジスピーカー、TS-S1000RSを加えて構成されている。撮影時には3ウェイのサウンドをチェックしたが、柔らかな音と硬質な音の両方が混ざり合う瞬間にも、それぞれを質感高く再現。ハイレベルなHi-Fiサウンドを満喫できた。
メルセデス-ベンツ・E350ワゴン by カーオーディオクラブ
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大阪府のカーオーディオクラブは、メルセデス-ベンツ・E350ワゴンで『3ウェイサウンドクラス』にエントリーした。搭載システムは以下のとおり。パワーアンプには英国発のスーパーハイエンドブランド、オーディオウェーブのアスパイアプロを3台おごり、フロントスピーカーにもスーパーハイエンドブランド、ZRスピーカーラボのプレステージラインが採用されている。サブウーファーには、グラウンドゼロのフラッグシップ、リファレンス250がチョイスされていた。その音はさすがの出来映え。情報量が豊富で音数が相当に多く、しかしながら音と空間とがしっかりと分離しているのでサウンドステージの見通しが至って良好。濃密さとクリアさがハイレベルで両得されていた。
スバル・インプレッサ by マイスター一宮店
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愛知県のマイスター一宮店は、スバル・インプレッサで参加した。主な搭載システムは以下のとおり。フロントスピーカーにはZRスピーカーラボのトップエンドシリーズ、エクストラヴァガンスをチョイス。それにグラウンドゼロのトップエンドサブウーファー、リファレンス250を組み合わせている。そしてパワーアンプにはロックフォード・フォズゲートが採用されていた。「立体的な空間表現を実現させるべくF特バランスに注意し、聴き心地の良い均整のとれた音作りを目指した」とのこと。実際に聴いてみると、伸びやかさとタイトさを両立させたパンチ力のある低音がまずは心に残った。そして中域、高域は実にスムーズで繊細。コクがあり味わいの深い、濃密なサウンドを楽しめた。
マツダ・アテンザ by サウンドウェーブ
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茨城県のサウンドウェーブは、マツダ・アテンザで『サウンド3ウェイクラス』にエントリーした。パワーアンプ以降を、実力アメリカンブランドの1つJLオーディオで統一し、「明るくハギレの良い、情報量たっぷりのJLサウンドが楽しめること」が目指されている。搭載ユニットは以下のとおり。パワーアンプが、300/4v3×2台、JX1000/1D、フロントスピーカーがC5(3ウェイ)、サブウーファーが12W6v3-D4。なおサブウーファーはバスレフボックスで鳴らし、量感とスピード感のある低音再生を目指したとのことだ。聴いてみると、なるほど情報量が抜群に豊富。結果、ステージングがすこぶるリアル。音の質感もなかなかに上質で耳当たりの心地良さにも特長が発揮されていた。