フォルクスワーゲンの最小クロスオーバーSUV『T-クロス』市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで初の高速テストを開始した。スクープしたカメラマンによると、小さいボディながら直線では力強い加速を見せていたようだ。
ニュルで捉えた開発車両を見ると、ヘッドライトにはハロゲンタイプのダミーパーツが装着されているが、個性的なテールライトは、市販パーツと見ていいだろう。T-クロスは、新型『ポロ』と同じくプラットフォーム「MQB A0」のスモールバージョンを採用し、日産『ジューク』に相当するボデイサイズとなる。このテスト車両では、コンパクトなボディに対して大型のルーフスポイラーが装備されかなりスポーティなエクステリアが見て取れる。
パワートレインは、7速DCTと組み合わされる1リットル直列3気筒エンジン、1.5リットル直列4気筒エンジンの他、新型『ポロGTI』から流用される2リットル直列4気筒エンジンが予想され、マイルドハイブリッドが搭載されるという。
2018年秋に初公開することをアナウンスしており、順調に行けば2019年に欧州発売後、2020年に日本導入の可能性もあるようだ。