トヨタが2018年1月の東京オートサロンで発表した、『GRスーパースポーツ コンセプト』市販型に関する新たな情報が入ってきた。量産モデルでは、何もかもがトヨタ史上最高レベルとなることが予想される。
これは、トヨタのオーストラリア広報、オーランド・ロドリゲス氏が一部メディアに語ったものだが、もし市販化するとすれば、100万ドル(約1億1千万円)以上の値がつくと言い、コストや限定の販売台数を考慮すればそれ以上が望ましいと語ったことからも、最低1億5千万円以上となるだろう。
価格がハイパーなら、予想されるスペックもまたハイパーだ。2.4リットルV型6気筒ツインターボエンジンと電気モーターにより、最高出力は986psを叩き出す。
「GRスーパースポーツ」は、WEC(世界耐久選手権)に参戦中のレーシングマシン『TS050』とほぼ同じパーツで構成されたロード・ゴーイング・カーであり、「市販型の高性能バージョンではなく、公道走行が可能なレーシングカー」と語っている。
掲載した画像は、以前Spyder7編集部が制作した市販型予想CGだ。象徴的な突き出したノーズはそのままに、縦型のLEDデイタイムランニングライトを装備。ヘッドライトは、ボディに合わせ2分割に。サイドは、大きくえぐられた特徴的なラインを活かし、大型エアスクープを備えた。
またウィンドウは航空機的なラウンド型から、Aピラーを備えたより実用的であろう形状へと置き換えている。リアウィングは、ボディと一体化させより流線型を強調。それぞれのディティールを市販車的にブラッシュアップしているが、全体のシルエットはコンセプトと共通としながらよりスーパーカーらしさを全面に押し出してみたがいかがだろうか。
市販型ワールドプレミアの時期に関して同氏は明言を避け、「時間がかかる」とだけ語っていることからも早くとも2020年内が予想される。