カーオーディオを愛好する方々に製品選びから楽しんでいただこうと、選び方の“傾向と対策”を解説している当コーナー。現在は「DSP」にスポットを当てている。今週は、「単体DSP」の“操作性”について考察していく。
「単体DSP」の“操作性”とは、つまりはサウンドチューニングのしやすさのことを指すのだが、そこのところに特長を持つ機種が、昨今、増えつつある。今までは、「単体DSP」でのサウンドチューニング操作は、パソコンで行われることが多かったのだが、ここにきて携帯端末でそれが行える機種の登場が目立ってきたのだ。
その先駆けとなったのは、ドイツの“レインボウ”からリリースされた『DSP1.8 + WiFi Module』だ。当機ではサウンドチューニングを、iPad、Androidタブレットでも行えるようになっていて(Windows PCでも設定可能)、初登場時には大きな話題を振りまいた。
しかも、iPad、AndroidタブレットはWi-Fi経由でワイヤレス接続が可能だ。PCを常にクルマの中に積んでいる人は多くないだろうけれど、携帯端末であれば話が違う。常にこれを携帯している場合は多く、そうであれば、思い立ったときに気軽にサウンドチューニングを実行できる。自分でもサウンドチューニングを楽しみたいと思っているユーザーにとって、特に便利な1台となっている。
また、“ロックフォード・フォズゲート”の最新「DSP」である『DSR1』も、サウンドチューニングを以下のデバイスで実行可能だ。iOS 10.0以降のiPhone、iPad、iPod touch、そしてAndroid OSバージョン6.0以上の5インチ以上のディスプレイを持つ端末で、チューニングアプリを操作できる。
そしてこちらでは、各端末と本体とはBluetoothで接続される。『DSP1.8 + WiFi Module』と同様に、思い立ったときにいつでも音調整に取り組める。
ちなみに当機は、小型であることもストロングポイントだ。その大きさは、130mm×102.5mm×32mm。これならばグローブボックス内にインストールすることも可能であり、また、小型のパワーアンプであれば、シート下でそれと共存させることもできるだろう。その意味でも、使いやすく現代的な「単体DSP」に仕上げられていると言っていい。
さて、「DSP」のトレンド分析は以上で終了する。次回からは新章に突入する予定だ。お楽しみに。