10月8日に香川県・綾歌総合文化会館アイレックスにて開催された『カーエキサイトジャム2018 in 香川』リポートの後編をお伝えする。今回も登録店からエントリーした注目車両計7台について、システムからサウンドインプレッションまでを詳細に紹介していく。
日産・キャラバン(オーナー/森川憲明さん)by AVカンサイ堺店







森川さんはキャラバンで参加した。ちなみに森川さんは、仕事車である当車の他にもう1台マイカーを所有していて、そちらにもオーディオシステムを搭載している。しかしメインはこちら。乗る時間が長い方により手を掛けているというわけだ。ただし仕事車であるので、ユニットインストールにおいては実用性が最優先されている。搭載機材は以下のとおり。ソースユニットにはウォークマンを使い、プロセッサーにはヘリックスをチョイス。パワーアンプにはグラウンドゼロを選び、フロントスピーカーにはモレルが採用されている。サブウーファーはグラウンドゼロだ。その音は、車格が大きいこともあり音場がダイナミック。低音の質感も上々で、ハイレベルなHi-Fiサウンドが楽しめた。
レクサス・RX(オーナー/A.Tさん)by パラダ







カーオーディオ歴は4年というA.Tさん。このレクサス・RXは、自身にとって2台目のオーディオカーだ。現在のシステムが完成したのは、7月に開催された『ハイエンドカーオーディオコンテスト』の直後。パワーアンプをモディファイしサブウーファーの位置も変更して、さらなるサウンドアップが目指された。搭載機材は以下のとおりだ。ソースユニットとしてウォークマンを使い、プロセッサーにはヘリックスが採用されている。パワーアンプにはブラックスの上位機種が選ばれていて、フロントスピーカーにはモレルがチョイスされている。サブウーファーもモレルだ。試聴してみると、キレ味が鋭く、パンチ力もある。1音1音の粒立ちも良好。高解像度な秀麗サウンドが満喫できた。
トヨタ・エスティマ(オーナー/籠本修平さん)by ブリーズ






籠本さんは、奥さまの和美さん、ご子息の蓮斗くん、健斗くんと参加した。なお、このエスティマは籠本さんにとって初めてのオーディオカー。2年前に知り合いからの影響でユニットの搭載を決意し、今に至っている。大方のシステムが完成したのは半年前。そこでスピーカーが換装された。そしてイベントの1週間前には電源強化を実施し、さらなる音質向上が実現されている。搭載機材の陣容は以下のとおり。メインユニットとプロセッサーにはオーディソンのモデルをチョイスし、パワーアンプにはシンフォニの2chモデルが計3台使用されている。フロント3ウェイ+サブウーファーにもシンフォニが選択されている。試聴してみると、キレ味が鋭く、同時に温かみもある、充実感の高いサウンドが堪能できた。
トヨタ・ハリアー(オーナー/上岡秀基さん)by サウンドステージ







カーオーディオ歴は約10年になるという上岡さん。このクルマはまだ納車されてから間もなく、システムが完成して数日しか経っていないとのことだった。搭載機材は以下のような顔ぶれだ。ソースユニットにはウォークマンを使い、プロセッサーにはヘリックスを採用している。パワーアンプにはブラックスの4chモデルと2chモデルを1台ずつ使用し、フロントスピーカーにはモレルがチョイスされている。サブウーファーにはダイヤトーンのSW-G50が選択されていた。上岡さんがサウンドコンペに参加するようになったのは3年前。「同じ趣味を持つ愛好家と交流が持てるところがコンペの醍醐味」と教えてくれた。その音は、厚みがあってパワフル。パンチも効いていて説得力も高い。世界に引き込む力が強かった。
トヨタ・アクア(オーナー/長住康二さん)by ウェイブトゥポート






長住さんは、1年前に購入し一気にシステムを作り上げたというアクアで参加した。アンプとスピーカーを前のクルマから移設して完成させたとのことだ。なお、イベントの数日前には電源強化が実行され、さらなる高音質化が達成されている。搭載機材は以下のとおりだ。メインユニットとして車載用PCを使い、プロセッサーにはヘリックスが採用されている。パワーアンプにはカロッツェリアXのRS-A99Xが選択され、フロント3ウェイ+サブウーファーはすべて、ブラックスの上位機種で固められている。普段は、クラシックから洋楽、そしてJ-POPまで幅広く聴いている。その音は、グルーヴする低音がまずは好印象。全体的には密度感が高く、キレ味も鋭い。耳当たりの心地良さにも特長が出ていた。
スズキ・ハスラー(オーナー/ナオミさん)by イースト






ナオミさんはハスラーでエントリーした。ご主人からの影響で、このクルマで初めてカーオーディオを始めたというナオミさん。システムが完成したのはイベントの1か月前。「予想以上の音になっていて感動した」と教えてくれた。さらには「通勤時間を楽しく過ごせるのがカーオーディオの良いところ」とも。搭載機材は以下のような顔ぶれとなっている。ソースユニットとして超小型PCを活用し、プロセッサーにはヘリックスのパワーアンプ内蔵DSPをチョイスしている。そしてフロントスピーカーにはシンフォニを選択。今後はサブウーファーを追加したいとのことだった。その音を聴いてみると、ライトなシステムながらなかなかの完成度。厚みがあり、質感も高い。クリアでふくよかなサウンドが楽しめた。
スズキ・スイフトスポーツ(オーナー/山崎裕二さん)by M.E.I.






『カーエキサイトジャム』へのエントリーはこれが3回目だという山崎さん。カーオーディオを始めたのは4年前。もともと興味を持っていたところ、友人の付き添いでM.E.I.を訪れ、一気に目覚めたとのことだ。搭載機材は以下のとおり。メインユニットとしてダイヤトーンサウンドナビ(NR-MZ300PREMI)を使い、パワーアンプにはブラックスの上級4chモデルを2台使用している。フロントスピーカーにはスキャンスピークを採用し、サブウーファーにはダイヤトーンのSW-G50をチョイスした。普段はJ-POPを中心に聴いているとのことだ。試聴してみると、低音の重厚感がまずは印象に残った。そして、サウンドステージの立体感も秀逸。ボーカルの実在感の高さにも良さがにじみ出ていた。