第23回『大阪オートメッセ2019』が、2月9日から11日までの3日間にわたり“インテックス大阪”にて華々しく開催された。出展社数こそ昨年より微減したものの、来場者数は過去最高の26万人を記録。連日各館とも、多くの“自動車愛好家”で大いに賑わった。
当サイトでは今日と明日の2回にわたり、会場内で注目を集めたカーオーディオ関連の新製品やオーディオカーを一挙に大掲載する。今回は、メーカー & インポーターブースに並べられたクルマやアイテムをじっくりと紹介していく。
クラリオン
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“クラリオン”は2台のデモカーを展示した。1台は「スバル・レヴォーグ」。こちらにはディーラーオプションの8型Quad View ナビと、同じくディーラーオプションのクラリオンフロントスピーカーセット & リヤスピーカーセットが搭載されていた。なお、このフロントスピーカーセットにはFull Digital Soundのプロセッサーも含まれていて、しかも専用チューニングも設定済みだ。クラリオンならではの本格Hi-Fiサウンドが楽しめる仕様となっている。もう1台は「スバル・BRZ」。こちらでは市販のFull Digital Soundの製品でフロント2ウェイ+サブウーファーシステムを構築。ちなみに使用されているツィーターは2018年にシリーズに加えられた新機種Z2H。最新のFDSサウンドを体験できた。
ビーウィズ
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“ビーウィズ”は2月9日に発表した2つのニュースリリースに関連した展示を展開した。そのニュースリリースとは、1つが新たなブランド“PLUG & PLAY(プラグ & プレイ)”の創設について、そしてもう1つが“ビーウィズ”の新製品、ワイヤレスオーディオレシーバー、RT-1について。なお、新ブランドからは今後、あらゆるカースピーカーの能力を簡単・確実に引き出せるエレクトロニクス製品とアクセサリー類が続々と発表される予定とのことだ。展示されたデモカーは2台。1台は“フォーカル”のユートピアMが搭載された「トヨタ・アルファード」、もう1台が“PLUG & PLAY”から発売予定の、DSPとパワーアンプが統合されたユニットやRT-1、“フォーカル”スピーカー等が搭載された「MINI Cooper S」。
ダイヤトーン
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“ダイヤトーン”は2台のデモカーを持ち込んだ。1台が「トヨタ・プリウス」。こちらにはDIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMIが積まれているものの、スピーカーは純正品。「ナビを換えただけ(デッドニングも未施工、ケーブル交換もなし)」でどれだけ音が変わるのかをデモンストレーションしていた。もう1台は「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」。こちらにはDIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMIを核とするハイエンドシステムを搭載。パワーアンプにはブラックスをチョイスし、フロントスピーカーには“ダイヤトーン”のフラッグシップ機DS-SA1000が、サブウーファーには同じく“ダイヤトーン”のSW-G50がそれぞれ採用されている。その秀麗サウンドで試聴者の耳を大いに楽しませていた。
フェリース ソニード
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“フェリース ソニード”は「BMW・M4」を展示した。同車に搭載されているアイテムは以下のとおり。ソースユニットとしてソニーのウォークマンを使用し、プロセッサーにはヘリックスのDSP-PRO MKIIを採用。そしてスピーカー群は“DLS”で統一し、フロント3ウェイには最上位グレード、スカンジナビアが使われていた。パワーアンプは“シンフォニ/クアトロリゴ”で揃えた。2chモデルであるエクスプローラーワンを3台使い、サブウーファーはヘリテージツーでドライブしている。試聴してみると、定位感が実に良好で各楽器の音の出所がピンポイント。さらには音場の広大さも印象的だった。また、味わいの濃さにも特長が出ていた。いつまでも浸っていたいと思わせるサウンドが展開されていた。
ジャンライン & パートナーズ
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“ジャンライン & パートナーズ”は、「VW・ゴルフ ヴァリアント」を持ち込みサウンドデモを実行した。同車に搭載されている製品の顔ぶれは以下のとおり。システムの核として“アークオーディオ”の超小型パワーアンプ内蔵DSP、DSP8(ユニバーサル)を用い、これにてフロント2ウェイスピーカーとして採用した“モレル”のヴィルタス ナノ カーボン 602をコントロールしている。なお当車には、車内の音質を向上させるニューブランド“プロローグ”の注目アイテムも搭載されていた。その1つが、電磁波吸収とアーシング効果でさらなる高音質化を実現可能なEWA-1(DSP8の下に敷かれた部材)。当部材の使用/未使用の音をチェックしたが、なるほど使用したときにはS/N感の向上が感じ取れた。
その他メーカー & インポーター
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他で目立ったカーオーディオブランドとインポーターもピックアップ。カーオーディオ用のアクセサリー類を多彩に擁している“オーディオテクニカ”は、Hi-Resメディアプレーヤー・AT-HRP5(今夏発売予定)と、ヘッドユニット用パワーレギュレーター・AT-RX80(今春発売予定)を中心に、高性能スピーカーケーブルAT-RX5500SやオーディオケーブルAT-RX5500A、さらにはパワーレギュレーター・AT-RX100等を展示した。また、ブラックスやヘリックスといった海外人気ブランドを多々取り扱う“エムズライン”は、デモカー「日産・スカイライン」を展示した。当車に搭載されている主なユニットは、プロセッサーがヘリックス・DSP-PRO MKII、パワーアンプがブラックス・GX-2400グラフィック×2台、そしてフロント3ウェイ+サブウーファーはブラックスのマトリックスシリーズで統一されていた。