2月9日から11日までの3日間にわたり“インテックス大阪”にて開催された第23回『大阪オートメッセ2019』リポートの「Part2」をお届けする。今回は、当サイト登録店の各ブースに並べられていた精鋭デモカー計8台をクローズアップする。
各車のシステムレイアウトからコンセプト、そしてサウンドまでを、じっくりと紹介していく。
AVカンサイ 堺店
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こちらは大阪府の“AVカンサイ堺店”の「アウディ・A5」。搭載アイテムの顔ぶれは以下のとおり。ソースユニットがソニーのウォークマン、プロセッサーがヘリックスのDSP-PRO MKII、そしてフロント3ウェイスピーカーはブラムのシグネチャーシリーズで統一。ツィーターがTS 25 MG 57、スコーカーがMS 3.55、ミッドウーファーがWS 6.100という構成だ。サブウーファーもブラム。パワーアンプにはシンフォニ/クアトロリゴのプレシジョンワン、およびエクスプローラーワンが採用されていた。ステージングにこだわったとのことで、なるほど音場の広大さ、立体感が圧倒的。さらには音の厚み、1音1音のリアリティ、そして質感の高さも圧巻の出来映えだった。ハイレベルなHi-Fiサウンドを堪能できた。
ルロワ
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愛知県の“ルロワ”は「BMW・420i グランクーペ」を展示した。搭載製品は以下のとおり。ソースユニットにはアステルアンドケルンのAK-SP1000 copperを使い、オーディオテクニカのデジタルトランスポートを介してヘリックスのパワーアンプ内蔵DSP、P-SIX DSP MKIIに接続。フロントスピーカーにはフォーカルのBMW専用モデル、ES 100K for BMWをチョイスし、シート下のサブウーファーには同じくフォーカルのBMW専用モデル、IFBMW-SUV.V2が採用されていた。現実的かつ合理的にシステムが作り上げられていながらも、サウンドクオリティは流石の完成度。低音には芯がありタイトで躍動感が満点。全体的な充実感も高く、フォーカスも至ってシャープ。心地良いフォーカルサウンドを満喫できた。
ジパング
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鳥取県の“ジパング”は「トヨタ・アルファード」を持ち込んだ。搭載機材は以下のようなラインナップ。センタークラスターパネル内にはカロッツェリアの車種専用大画面ナビを取り付けつつ、センターコンソールに同・サイバーナビXシリーズの8型モデルをインストールしシステムの核として使用している。フロントスピーカーには、カロッツェリアのTS-Z1000RSをチョイスし、サブウーファーにも同社同シリーズのモデルを採用。パワーアンプにはカロッツェリアXのRS-A99Xを2台使用していた。音を聴いてみると、まずはステージの広大さと奥行きの深さに唸らされた。そして定位感もすこぶる良好。ボーカルもすっくとセンター前面に浮かび上がっている。ハイクオリティなHi-Fiサウンドが展開されていた。
カーオーディオスタジアム
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大阪府の“カーオーディオスタジアム”は「メルセデス-ベンツ・S400」を展示した。同車に積まれているアイテムは以下のような内容となっている。メインユニットとしてビーウィズのMM-1DKを使い、さらには2月9日に発売開始されたBluetooth経由での高音質音楽再生を実現するワイヤレスオーディオレシーバーRT-1も搭載されている。プロセッサーにはBEWITHSTATE Limitedを使い、パワーアンプにはビーウィズのP-100Kを計6台使用している。スピーカー群もビーウィズで統一。L-25R、L-88R、A-180IIでフロント2ウェイ+サブウーファーシステムが完成されていた。そのサウンドは、リアリティが高く1音1音の実在感も至極良好。その上で高解像度、高S/N。耳当たりの心地良さも出色の出来だった。
AVカンサイ 宝塚店
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兵庫県の“AVカンサイ宝塚店”は「トヨタ・アルファード」を出展した。オーディオシステム構築のコンセプトは「広い空間を活かした音作りとスペースを犠牲にしない取り付け。家族でのドライブのお供ができるように、DVDやJ-POPが楽しく聴けること」。搭載されているアイテムは以下のとおり。ソースユニットとしてカロッツェリアの車種専用大画面サイバーナビとDAPを併用し、プロセッサーにはヘリックスを選択。パワーアンプにはDLSのCC2を計4台使用している。スピーカーにもDLSをチョイス。最高峰グレード、スカンジナビアシリーズでフロント3ウェイを構成しサブウーファーもDLSで統一した。そのサウンドには暖かみがあり、かつ濃厚。DLSスピーカーならではの充実感の高い音が楽しめた。
ワープス
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広島県の“ワープス”は「マツダ・RX-8」を展示した。なおこのクルマはオーナーにとっての2台目のオーディオカー。1台目のクルマでは手頃なシステムでライトに楽しんでいたのだが、昨年の6月にクルマを買い替えたのをきっかけに一気にここまでのカスタムを完成させたという。インテリアの作り込みのコンセプトは“大人っぽく”。外装を渋めに仕上げてあるので、室内も派手になり過ぎないように心がけたとのこと。純正内装色がベージュ主体だったのでそれを活かし、そこにピンクと紫を効果的に使って仕上げられている。システムはメインユニット以外をグラウンドゼロで統一。フロントスピーカーにはGZNC 1650SQを、パワーアンプにはGZHA 4200XII×2台を使う等々、盛りだくさんに搭載されている。
カーオーディオクラブ
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大阪府の“カーオーディオクラブ”は「フォード・エクスプローラー」を披露した。なおこのクルマのオーナーは、カーオーディオをマルチに楽しんでいるとのこと。普段乗りで良い音を満喫し、ご覧のとおりにショーカーとしても活躍。さらには音質にもこだわりがフル注入されていてサウンドコンペでも好成績を上げているという。主な搭載機材は以下のとおり。メインユニットがカロッツェリアのDEH-P01、フロントスピーカーはロックフォードのT5を中心に据えて3ウェイを構成、サブウーファーは同・T2。パワーアンプもロックフォードのパワーシリーズのモデルで統一している。カスタムにおいてはラゲッジの電飾がハイライト。LEDをさまざまなパターンで光らせてギャラリーを魅了していた。
パラダ
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福井県の“パラダ”は「アウディ・A6」を持ち込んだ。搭載機材はなかなかの豪華仕様。メインユニットにはビーウィズのMM-1Dを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP-PRO MKIIがチョイスされている。そしてフロントスピーカーがRSオーディオのRS ストリーム 165-3。サブウーファーも同ブランドのモデルで統一し、パワーアンプにはブラックスのグラフィックシリーズの4chモデルが2台採用されている。なおトランクは、今回の出展を睨み全面的な作り換えが実行されている。ライティングが実にムーディ♪ さらにはシートやドアパネルの生地の張り替えも行われたとのこと。「持っているものを“さらに良くする”」がコンセプト。追加するのではなく“コーディネート”する妙を楽しむことが提案されていた。