カーオーディオイベント・シーズンの開幕が迫ってきた。このタイミングで、これらがどのようなものなのか、そして参加することでどのような楽しさを味わえるのかを解説する特別企画をお贈りしている。今回はその第3弾をお届けする。
初夏に行われる3つのイベントに焦点を当て、それぞれの特長や参加方法等々を端的に解説していく。
01・第7回 ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト
全国区のハイレベルなサウンドコンテストの1つとしてすっかり定着しているこちら、『ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト』。その第7回目となる大会が、6月2日に石川県「小松ドーム」にて開催される。
当コンテストは、有名欧州ブランド(主催ブランド)の製品が装着されているクルマのみがエントリーできる大会だ(主催ブランドの詳細は、同コンテストのHPを要参照)。欧州にはHi-Fiフリークに人気のブランドが多くあり、結果、当コンテストにはハイレベルなシステムを搭載した車両が多数集結する。加えて、審査員を務めるのがオーディオ評論家の方々ということもあり、“権威ある大会”という印象の強い大会となっている。
なおエントリーの受け付けは、4月7日の21時から開始される(専用サイトで手続きする)。ちなみに昨年は、エントリー開始後の数時間で定員に達するクラスもあったとのことだ。受け付け期間は4月25日の15時までと定められているものの、定員に到達したクラスは即、受け付けが締め切られる。出場しようという決意が固まっている方は、早めにアクションを起こした方が良いだろう。
また当イベントでは、主催ブランドを取り扱うインポーター各社のデモカーを多々、試聴できる。製品試聴の場としても内容の濃いイベントとなっている。
ただし、ギャラリーとして参加する場合にも事前登録が必要だ。登録方法の詳細も「ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト」のHPに掲載される予定なので、見学を希望する方は、早めにサイトをチェックしておこう。
02・Rockford Fosgate Festival 2019
続いては、今年が初回となるこちらのイベントを紹介しよう。名称は『Rockford Fosgate Festival 2019』。開催日は6月9日、会場は東京都内、というところまでが正式発表されている。主催するのは、ロックフォード・フォズゲートの正規輸入代理店であるイース・コーポレーションだ。
奇しくも今年は、この人気アメリカンカーオーディオブランドが日本初上陸を果たしてから30周年を迎えるメモリアルイヤー。その記念すべき年の「ロックフォードの日」ともいうべき“6月9日”が日曜日ということもあり、このスペシャルイベントは開催されることと相成ったとのことだ。
ただし、現段階では詳細は未発表だ。どのようなコンテンツが用意されるのかは今後の発表を楽しみに待ちたい。とは言っても、“ロックフォード・フォズゲート”愛好家のためのイベントになるわけなので、日々“ロックフォード”サウンドを満喫している貴方は、このスペシャルイベントを目撃しておかないと後悔することになりかねない。この日のスケジュールを今から空けておくべきだ。そして、エントリーの受け付けが開始されたら、即、申し込もう。
なお、イース・コーポレーションは、全国各地を転戦する日本最大級のオーディオカーイベント『ACG(オーディオ・カー・ギャラリー)』、そして、音質ファンのための本格サウンドミーティング『E:Sサウンドファナティクス・ミーティング』も主催している。もちろんこれらも昨年同様に開催予定だ。スケジュールが発表されるのも遠くはないはずなので、これらへの参加を検討している方は、詳細発表の知らせを見落とすことのなきように。
03・第5回ハイエンドカーオーディオコンテスト
そして7月には、『ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト』に負けず劣らずのハイレベルなサウンドコンテスト、『第5回ハイエンドカーオーディオコンテスト』が開催される。開催日は7月13日と14日、会場は昨年と同じく、静岡県「ツインメッセ静岡 南館」と発表されている。
なお現段階で明らかにされているのは、開催日と場所のみ。クラス設定やエントリー方法の詳細は後日の発表が予定されている。
当コンテストは、とにもかくにも白熱する。こちらも審査員はオーディオ評論家の方々が務めるのでジャッジに重みがあり、そして開催地が静岡ということで東から西から幅広い地域から参加者が集まるからだ。
さらには当コンテストでは、カーオーディオコンテストとしては唯一、ショップデモカーによって競われるクラスも設定されてきた。プロがその威信をかけて本気の勝負を繰り広げるとあって、見応え(聴き応え)十分なバトルが展開される。
また、クラス分けが多彩であることも当イベントの特長だ。イベント名のとおりにハイエンドシステムを搭載した車両で競われるクラスが中心とはなるが、ナビヘッドを核とするシステム搭載車で闘われるクラスが用意さたりもしてもきた。愛車のシステムがライトだから関係ないと思う必要はない。本格的なサウンドコンテストに興味があれば、詳細発表後に設定されるクラスのレギュレーションをチェックしてみよう。当てはまりそうなクラスがあったならば、エントリーの検討をぜひに。
そして当イベントにも、メーカーや輸入代理店のデモカーも多数集まる。その数の多さも最大級だ。いろいろな製品の音を聴いてみたいと思っている方にとっても当イベントは絶好の機会となるはずだ。さらに言うと2日目には、初日に審査されたクラスの上位入賞車の試聴も一部可能となる。見学に行こうとするならば、2日目が特におすすめだ。
さて、今年も日本全国各地でカーオーディオイベントがさまざま開催予定だ。もしもカーオーディオイベントに参加したことがないというのなら、今年こそはトライしてみてはいかがだろうか。カーオーディオをより深く楽しめるようになることは、間違いない。