BMWグループは5月28日、現在開発を進めている次世代EVの『iNEXT』(BMW iNEXT)に、新開発のデジタルコクピットを採用すると発表した。
BMWグループは2018年秋、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー2018において、EVコンセプトカーのBMW『ヴィジョンiNEXT』をワールドプレミアした。その市販版がiNEXTとなり、2021年からドイツ・ディンゴルフィン工場で生産を行う予定だ。iNEXTは、クロスオーバーEVとなる。
iNEXTには、BMWグループのEVパワートレイン、「eDrive」の最新バージョンを搭載する。1回の充電での航続は、600kmを超える予定。さらに、iNEXTではレベル3の自動運転を実現するという。
BMWグループはこのiNEXTに、新開発のデジタルコクピットを採用する。このデジタルコクピットは、大型のカーブディスプレイが特長だ。表面が湾曲した大型ディスプレイは、情報を表示する部分とコントロール部分に分けられており、高い視認性と直感的なタッチコントロール性を実現しているという。また、ディスプレイのコントロール部分は、助手席側からもはっきり見える設計とした。
カーブディスプレイのデザインは、現代の家電テクノロジーからインスピレーションを得たものだ。ディスプレイは、スリムなマグネシウム製ブラケットで固定されている。 無反射ガラスを使用したディスプレイは、フードなしでも光を遮ることを可能にした、としている。