クルマの乗り換えをきっかけにして本格的にカーオーディオをはじめたオーナーの村松さん。ハイレゾを車内で聴きたいというのも動機のひとつだった。高品質なユニットをスマートに取り付けることをコンセプトに静岡県のレジェーラでインストールを開始した。
ハイレゾを車内で楽しみたい
思いを叶えるシステムアップを開始
クルマを現在のBMW X2 M35iに乗り換えたのを機会にオーディをはじめたという村松さん。以前はオーディオをやっていた時期もあったが、久々の復帰となり、当時とはいろいろとオーディオにまつわる環境も変わっていたという。
「ずいぶん昔に経験したのでカーオーディオの良さは知っていたんです。その時のことが忘れられずに今回乗り換えたクルマであらためて本格的なオーディオを組むことにしました」。
カーオーディオへの復帰のきっかけとなったのはハイレゾだったという。「最近いろんなところでハイレゾって言葉を聞くようになって、ハイレゾってどんなものなのかを実際に聴いてみたくなったんです。そこですぐにハイレゾウォークマンを買って聴き始めました。その直後にクルマを乗り換えることになりました。ノーマルの音があまり良くなくて、もの足りなかったのもあって“クルマでもハイレゾが聴きたい”となりインストールを計画しました」。
早速プロショップであるレジェーラに出かけてインストールを実施することにした。
「プロショップの印象は少し取っつきにくいという印象があったんですが、レジェーラは事前に思っていたよりも入りやすかったです。またショップのスタッフも親しみやすく凄く気持ち良く接することができました。リラックスしてオーディオの話もできたので、すぐにシステムの相談などをはじめられました」。
ビーウィズでシステムを統一
DSPアンプでシンプル化を目指す
オーディオの知識はある程度あったオーナーなので、事前にユニットやシステムを調べてからショップに行っている。そのためシステムデザインはかなりスムーズに決まったようだ。
「システムは自分である程度決めていました。以前オーディオをやっていたときにはいろいろなメーカーのユニットを組み合わせたりしていましたが、今回はビーウィズで統一しようと考えました。その理由はサウンドが統一されると思ったからです」。
しかし、ユニットを調べている中でいろいろな発見もあったという。
「昔とはユニットもシステムもずいぶん違うことも知りました。DSPアンプを使えばシステムはシンプルになるなど、幅広いユーザーにも対応できるいろんなユニットがあることも知りました」。
こうした下準備もあったためシステムはスピーディに決まっていった。フロントスピーカーはビーウィズのリファレンスAMの2ウェイ。シート下の純正ウーファーはそのまま使うというフロント3ウェイシステムに決定。インストールは手軽でシンプルなものにしたかったため純正位置へのインナー取り付けにこだわった。さらにシステムをシンプルにするためDSPアンプを導入。DSPアンプにはプラグ&プレイ1080をチョイスした。プレイヤーには普段使っているウォークマンA55を使うことにした。大げさなシステム、インストールを施すこと無く良い音を作ることが今回のテーマとなった。
ボーカルの艶っぽさなど
好みの音が再現され満足度も高い
レジェーラでのインストールが完成して愛車を受け取りに出かけたオーナー。システムアップした愛車を聴いた第一印象は「ハイレゾの音はこんなにも違うのか!」だったという。
「一つ一つの楽器の音が明瞭に聴こえてくる印象です。楽器それぞれが明確に分離されていてクッキリした音になっているのも好みでした、昔聴いていたオーディオとはまったく違う音でした」。
しかもハイレゾ音源のみならず、圧縮音源を聴いても音の良さを体感したという。各ユニットのクオリティや取り付け精度の高さを実感したのはむしろ圧縮音源の音を聴いたときだったようだ。
「J-POPを良く聴くんですが、中でも女性ボーカルが好きで音源もたくさん持っています。いくつかのお気に入り音源を聴いてみたんですが、ボーカルの艶っぽさを見事に表現していることを感じました。高域もすごくキレイに伸びているのも好みの音だと感じました。楽器やボーカルの息づかいまでを感じられるような、細かな音がしっかり再現されている音だとわかりました」。
シンプルな取り付けで狙い通りの高音質を手に入れたオーナーと愛車。次回の後編ではシステムアップしてからのオーディオライフについても紹介していくこととしよう。