8年ぶりのフルモデルチェンジを経て登場したアウディの新型プレミアムコンパクトSUV『Q3』と、新たに設定されたコンパクトクロスオーバーSUV『Q3スポーツバック』。刷新されたデザインと新設定のクルーンディーゼルと共に、激戦区プレミアムコンパクトSUV市場に挑む。
目次
- 初のコンパクトクロスオーバーSUV「スポーツバック」も設定 価格は438万円より
- 日本法人社長「様々なお客様の好みとライフスタイルに対応」
- キーワードは“バランス”…ラインナップの中での位置決め
- 【試乗】小気味よいハンドリングと加速に、血圧“激上がり”…岩貞るみこ
- 【スポーツバック 試乗】やっぱりアウディはカッコいい…中村孝仁
- 【スポーツバック 試乗】然るべき場でも絵になるクルマ…島崎七生人
- スポーツバック、トレンドど真ん中のクーペSUVが登場[詳細画像]
- 新設定のディーゼル×クワトロでキャラ明確に[詳細画像]
- 400psの最強モデル『RS Q3/RS Q3スポーツバック』発売へ 価格は838万円より
初のコンパクトクロスオーバーSUV「スポーツバック」も設定 価格は438万円より
アウディジャパンは、 8年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型『Q3』および、アウディ初のコンパクトクロスオーバーSUV 新型『Q3スポーツバック』を発表、8月19日より販売を開始する。
新型Q3/Q3スポーツバックは、Qファミリー専用デザインのオクタゴン(八角形)シングルフレームグリルやシャープなLEDヘッドライト、大型のエアインレットと特徴的なバンパーにより力強くスポーティな印象へと変貌。前後のブリスターフェンダーや彫りの深いサイドのロワーラインなどにより、SUVならではの力強さを表現した。
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日本法人社長「様々なお客様の好みとライフスタイルに対応」
アウディジャパンは全面改良したプレミアムコンパクトSUV『Q3』を8月19日から販売を開始すると発表した。2012年の初代発売以来、初の全面改良で、アウディ初のコンパクトクロスオーバーSUVとなるスポーツバックを新設定したほか、クリーンディーゼルも追加したのが特徴。
アウディジャパンのフィリップ・ノアック社長は7月7日にオンラインを通じて行った発表会で「コンパクトSUVは日本で最も人気があるセグメントであり、とくにQ3が属するプレミアムコンパクトSUVは数多くのモデルがひしめく激戦区。新型Q3で最も重要なことはアウディブランド初のコンパクトクロスオーバーSUVがラインアップに加わったこと。また新たにディーゼルエンジンモデルを加え、様々なお客様の好みとライフスタイルに対応する」と述べた。
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キーワードは“バランス”…ラインナップの中での位置決め
アウディのコンパクトSUV、『Q3』と『Q3スポーツバック』が導入された。8月18日に正式発売後、既に800台もの受注が入っているという。
好調な滑り出し
アウディQ3の日本発表は7月7日。Q3は本国で発売になってから2年近くを経過しており、「日本導入はだいぶ遅れたが、Q3スポーツバックと同時に発売出来、さらにディーゼルとガソリンも一度に導入できたので、お客様にはチョイスが増えてより関心を持っていただけそうだ」とコメントするのは同社広報部部長の丸田靖生さん。
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【試乗】小気味よいハンドリングと加速に、血圧“激上がり”…岩貞るみこ
血圧が激上がりになるほど楽しい
コンパクト好きな私には、『Q2』がストライクゾーンのど真ん中なのだけれど、『Q3』も外角高めながら、苦しゅうない打ってしんぜよう、というサイズ感だ。ところが、今回のQ3は、苦しゅうないどころか、血圧が激上がりになるほど楽しい。これはやばい。
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アウディ Q3 新型(Q3 35 TDI quattro S line)
【スポーツバック 試乗】やっぱりアウディはカッコいい…中村孝仁
クーペSUVの中で最も洗練されたデザインを見せつける
ドイツの各ブランドはこぞってSUVのクーペスタイルを市場に送り出す中で、VWグループは(と言ってもアウディとVWに限定)、その市場にモデルを送り出していなかった。そんな中でようやくアウディが『Q3』に「スポーツバック」を名乗るクーペスタイルのSUVを出した。もっとも本国では1年も前から発売されていたのだが…。
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【スポーツバック 試乗】然るべき場でも絵になるクルマ…島崎七生人
本国では『Q3』の登場後1年ほど経ち登場した『Q3スポーツバック』。もちろんメカニカルな成り立ちは『Q3』と共通で、日本仕様のラインアップはわかりやすく1.5リットルターボのFWDが2グレード、2リットルターボのクワトロが1グレードの計3グレードの構成だ。
ボディサイズは「35 TDIクワトロ」同士で較べた場合、スポーツバックは25mmだけ長く、45mm低い。ボディ形状は見た限りザックリとBピラーより前が共通、後部が専用になっている。
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スポーツバック、トレンドど真ん中のクーペSUVが登場[詳細画像]
8年ぶりのフルモデルチェンジを受けたアウディ『Q3』の登場に合わせ、新たに『Q3スポーツバック』が登場した。ボディサイズは、全長4500(Sラインは4520)×全高1565×全幅1840mm でホイールベースが2680mm。Q3と比較すると全長+10mm(Sラインは+25mm)、全高-45mmというクーペスタイルが特徴だ。
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新設定のディーゼル×クワトロでキャラ明確に[詳細画像]
アウディの新型プレミアムコンパクトSUV『Q3』が8年ぶりにフルモデルチェンジ。内外装デザインの刷新だけでなく、クリーンディーゼル搭載モデルも合わせて追加が行われた。
ホイールベース拡大の恩恵
アウディのSUVラインナップ「Qファミリー」専用のオクタゴンシングルフレームグリルをQ3にも採用し、大きな開口部を持つエアインレットや、シャープなデザインが特徴的なデイタイムランニングライト付きLEDヘッドライトを装備している。ボディサイドでは「クワトロ」であることを想起させるブリスターフェンダーやスリークなキャラクターラインが特徴だ。
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400psの最強モデル『RS Q3/RS Q3スポーツバック』発売へ 価格は838万円より
アウディ ジャパンは、今年7月にフルモデルチェンジしたコンパクトSUV『Q3』シリーズの高性能モデル『RS Q3』『RS Q3スポーツバック』を12月8日より発売する。
RS Q3/RS Q3スポーツバックは、Q3シリーズの頂点に位置する高性能モデル。オールアルミ製の2.5リットル直列5気筒直噴ターボエンジンは最高出力400ps、最大トルク480Nmを発揮する。7速Sトロニックとともに組み合わされるクワトロ四輪駆動システムは、コンパクトかつ軽量な電子油圧制御式の多板クラッチを採用。前後アクスルにトルクを可変配分することにより、大パワーを確実に路面へ伝達し、優れた高速安定性と操縦安定性を実現する。0-100km/h加速タイムは4.5秒。サスペンションはQ3/Q3スポーツバックに比べて車高を10mm低めたRSスポーツサスペンションを標準装備。さらに減衰力を電子制御するRSダンピングコントロールサスペンションをオプションで設定している。