クルマをCLA180SBに乗り換えたのを機会に本格的なオーディオインストールを思い立ったオーナーの菅谷さん。プロショップでの取り付けにこだわって検索し茨城県のサウンドステーション クァンタムを見つけ出しスピーカー交換の相談に行くこととした。
新しいクルマにはクオリティの高い
オーディオシステムを組むことを目指す
メルセデス・ベンツCLA180SBを手に入れたオーナーの菅谷さん。前のクルマではDIYでスピーカー交換などを行っていたが、新しいクルマは購入後1年間はノーマルで乗ることを決めていたという。実際に1年間は我慢の期間を過ごしていた。そんなある日のこと、友人が量販店でオーディオを組んできたのを見る。
「自分のクルマの音とはかなり違うと感じました。実際にオーディオが組まれているのを見ると良いな~、自分もやろうかなと思い始めました」
これがきっかけになって、封印していたオーディオインストールをいよいよ実践に移すことにしたのだった。
「今回のクルマはDIYじゃなく、しっかりとインストールしたかったのでプロショップを探すところから始めました。インターネットでいろいろと調べていて、自宅からも近いこともあって見つけ出したのがクァンタムでした」
早速ショップに質問のメールを送ったオーナー。すると想像していたのとは少し異なる返信が帰ってきたという。
「事前の情報からクァンタムはかなり高級なショップで敷居が高いと思っていたんです。でもメールしたらすごくていねいな返信があってちょっと驚きました。これならショップにも行きやすいと思いました」
スピーカーの知識を携えてショップへ
まずはリアルに音を聴く試聴からスタート
メールのやりとりで安心感を得たオーナーは満を持してクァンタムに出かけることにした。スピーカー交換をメインのメニューに考えていちから相談を始めることにしていた。ショップに着くとインターネットを使って事前に調べていたスピーカーのさまざまな知識などをプロショップのスタッフにストレートにぶつけてみた。
「単刀直入に“CLAってオーディオのインストールは難しいんですか?”と聞いてみました。すると“問題ないですよ”と返答があって、なんだか安心してお願いできるな~という気になりました」
スピーカー交換を考えているという話の流れから“まずは試聴して方向性を決めていきましょう”と話が進んだ。
「どんなブランドのスピーカーが自分の好みの音なのか、2ウェイが良いのか3ウェイが良いのかなど、疑問だらけだったんです。もちろん事前にはいろいろと調べましたけど、どれも実際には音を聴いたことはありませんでしたから、どうすれば良いのかがわかってませんでした」
ショップに来る前に知識だけはたっぷり蓄えていたオーナー。しかし肝心の音を聴く体験はこの時がはじめて。まずは音を聴いて、その上で判断することにした。
「ショップにはデモボードがあって、いろいろなスピーカーが設置されていて、スゴいなーと思いました。気になっていたスピーカーはあったんですが、とにかく実際に聴いて音の違いを感じていくことにしたんです」
フォーカルのサウンドを気に入り決定
さらに上を目指して3ウェイモデルを選ぶ
デモボードでいくつかのスピーカーを試聴していく中でオーナーのお気に入りの音が徐々に見えてくる。そのひとつがフォーカルのスピーカーの音だった。
「もともとフォーカルというブランドは良いなと思っていたんです。しかしデモボードで聴いてどうなのか? 違いがわかるのか? と少し不安でした。でも実際に聴いてみるとすごく良いんです、透き通った音でクリア感がありました。純正オーディオのようにこもったところがまったくない、本当に心地良い音だったんです」
この試聴を通じて、いくつかのスピーカーを聴いたオーナーは自分のフィーリングにぴったり合ったフォーカルをチョイス。選んだのはフォーカルの代表的シリーズであるK2パワーのユニットだった。そこで次に疑問だった“2ウェイなのか3ウェイなのか?”をショップスタッフに尋ねてみた。
「当初は2ウェイで考えていたんですがショップのスタッフと話している中で“ボーカルをもっとスッキリさせたいんです”などの音の好みを少しずつ話していって、さらには“3ウェイってどーですか?”って聞いてみたんです。するとショップからは“その傾向の音が好みだったら3ウェイも良いんじゃないですか”とアドバイスをもらったんです。それで“どーせやるなら3ウェイにしちゃおう!”と決めたんです」
こうしてスピーカーはフォーカル・K2パワーシリーズの3ウェイモデルであるES165KX3に決定。試聴することで自分の好みを明確にしていき、フィーリングに合うスピーカーを見つけ出したオーナー。次回の後編では愛車への取り付けからファーストインプレッション、さらには次なるシステムアップまでを紹介して行こう。