2020年9月に一部改良を施し登場したBMWのアッパーミドルクラス『5シリーズ』のセダンとツーリング。フェイスリフトと共に最新の運転支援システムとiPhoneで解錠/施錠を行うBMWデジタルキーを全モデルに導入した。パワーユニットには、ガソリンとディゼルに加えPHVの選択肢も用意されている。
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ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を全車装備、価格は678万円から
ビー・エム・ダブリューは、洗練されたデザインと高性能運転支援システムを搭載した『5シリーズ』(セダン/ツーリング)改良新型を9月28日より発売する。
最先端の運転支援システムを全モデル標準装備
5シリーズ 改良新型は、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムを全モデルに標準装備した。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)などに加え、パーキングアシスタントも装備。直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、同じルートをバックで正確に戻ることができる。
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運転支援機能など拡充「お客様価値をリードするモデル」
ビー・エム・ダブリューは9月28日、外観デザインの変更や運転支援機能の拡充など一部改良を施した『5シリーズ』を日本市場で発売した。価格は678万円から1142万円で、納車は10月以降を予定しているという。
ビー・エム・ダブリューの御舘康成プロダクトマネージャーは同日行われたオンライン発表会で「モダンで洗練されたスタイルに加え、安全性能、品質感と快適性、環境性能のすべてが大幅に進化し、新世代のプレミアムセダン、ツーリングのお客様価値をリードするモデルとして自信をもってお勧めできる」と紹介した。
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デザイン責任者「より力強く、モダンなクルマに」
ビー・エム・ダブリューは9月28日、外観デザインの変更や運転支援機能の拡充など一部改良を施した『5シリーズ』を発売した。価格は678万円から1142万円となっている。
BMW本社でデザイン責任者を務めるドマゴイ・ジュケッチ氏は同日行われたオンライン発表会で外観デザインの変更について「より力強く、モダンなクルマとなった。ひと言で言えば存在感が増し、表情が豊かになり以前にも増して現代的だ」と述べた。
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M5 改良新型発売、最高出力600psの高性能モデル 価格は1792万円
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、『5シリーズセダン』の高性能モデル『M5』および『M550i xDrive』改良新型を9月29日より発売する。価格はM5が1792万円、M5コンペティションが1877万円、M550i xDriveが1319万円。納車は10月以降の予定。
最高出力600ps、0-100km/h加速3.4秒
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【試乗】まさにBMWの良心中の良心のような存在…島崎七生人
ライバル『Eクラス』と同時発表だった大幅改良版
今年5月の本国での最新型発表が、何と最大のライバル車メルセデスベンツ『Eクラス』と日付ごと重なった。相乗効果を狙ってのことだったかどうか定かではないが、そういう奇遇も時にはあるものかもしれない。
アチラ同様に、今回の新しい『5シリーズ』は大幅改良版だ。とはいえ今のBMWの中にあって何はともあれホッとさせられるのは、飛びすぎのデザインにはならなかった点。