ジープから、ターボディーゼルエンジンを搭載した7人乗りの新型SUV、『コマンダー』が発売された。日本市場では2009年に販売終了となっていたモデルで、実に13年ぶりの再上陸となる。
◆プレミアムの中に、垣間見るジープの血統
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エクステリアは、ジープのフラッグシップ、『グランドチェロキー』の系譜を受け継いだ。ヘッドライトと一体化したフロントの7スロットグリルは、ジープのアイデンティティを表現している。
リアビューは『グランドワゴニア』(日本未導入)からインスピレーションを得たもの。全体的にプレミアムな雰囲気が演出されているが、台形ホイールアーチや高めの地上高から、オフロードユースにも応えるジープの血統を感じ取ることができるだろう。
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ボディカラーはパールホワイトトライコート、ヴェルヴェットレッド、グレーマグネシオメタリック、そして画像のブリリアントブラッククリスタルという4色。前2色にはエンペラドールブラウン/ブラック内装、後2色にはブラック内装が組み合わされる。
◆広々とした室内、簡単アレンジで荷室も大容量
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インテリアカラーは前述の通り2色がボディカラーに合わせて選択される。運転席部分には10.25インチのフルデジタルクラスターを備え、必要な情報を分かりやすく表示するほか、10.1インチのタッチパネルモニターを備えたオーディオナビゲーションが搭載される。
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3列シートで7名乗車が可能な車内はすべての乗員が快適に過ごせるように設計されている。また、荷室の広さも魅力だ。2列目シートはワンタッチで格納できるタンブル機能を備えており、さまざまなアレンジを簡単な操作で実現できる。荷室容量は7名乗車時で170L、5名乗車時なら481Lという大容量だ。
◆初採用のターボディーゼルで、トルク感とクリーンさを両立
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コマンダーに搭載される2.0LDOHC直列4気筒ターボディーゼルエンジンだが、ジープ初採用のディーゼルエンジンだ。1750rpmから2250rpmという低回転域から最大トルク350N・mを発揮する。トルクが瞬時に立ち上がる優れたドライバビリティは、ディーゼルならではの魅力だ。
これに9速オートマチックトランスミッションと電子制御システム「Jeepアクティブドライブ」が組み合わされることで、高い走破性と低燃費を両立する。また、排ガス処理装置として尿素SCRシステムを搭載することで、排ガス内の有害物質(NOx)を大幅に低減した。
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さらに、新世代のアーキテクチャーと4輪独立懸架式サスペンションを採用したことで、路面を問わない快適な走りが可能となった。同時に新世代アーキテクチャがボディ剛性も大幅に高め、安全性の向上にも貢献している。
13年ぶりに帰ってきたコマンダーは、以前よりもコンパクトでクリーンな1台になった。価格は597万円からとなる。