中国・深圳の自動車メーカーBYD。近年テスラと並んで世界最大級のEVメーカーとして急成長を続けており、すでに日本でもEVバスが高いシェアを集めているが、来年1月にはいよいよ主力の乗用モデルが日本上陸を果たす。
今回はその第1弾、ミドルサイズ e-SUVの『ATTO 3(アットスリー)』の内外装を、詳細画像40枚とともにお伝えする。
◆「メイド イン ジャパン」の技術が詰まったエクステリア
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ATTO 3のボディサイズは全長4455×全幅1875×全高1615mm。SUVとしては比較的低めの全高が特徴的なエクステリアは、スポーティで躍動感溢れるデザインとなっている。
精悍なフロントフェイスにはLEDライトをはじめとした先進的なディティールが光り、後方に伸びるボディサイドの力強いラインはダイナミックでスタイリッシュな印象を与える。ATTO 3を含むBYDブランドの全車種は、日本の「TATEBAYASHI MOULDING」による、高い金型技術のもとで製造されている。
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幾何学的な模様のアルミホイールに装着されるタイヤは、コンチネンタルの「エココンタクト6Q」。サイズは235/50R18だ。またボディカラーは「サーフブルー」「スキーホワイト」「パルクールレッド」「ボルダーグレー」「フォレストグリーン」の5種類となっている。
◆「ジム×音楽」遊び心満載のインテリア
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インテリアは“フィットネスジム×音楽”をモチーフとした、曲線を多用する独特のデザインが印象的だ。「トレッドミル(ランニングマシン)」に着想を得たというセンターアームレストやハンドグリップを想起させるドアハンドルのほか、弦を弾くと音を奏でるドアトリムなど、遊び心満載のインテリアは運転を楽しませてくれる。また開放感のあるパノラマルーフは、全車に標準装備となっている。
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縦横に向きを変えられるセンターの大きなタッチパネルはEVならではの先進性を想起させつつも、基本的な操作のために物理スイッチを残してあり実用性は十分確保されている。日本仕様はウインカーレバーも右に移設されるとのことだ。
SUV人気の根強い日本市場に新たな風を送り込むEV、BYD ATTO 3。日本仕様車のメーカー希望小売価格は税込みで440万円となっており、4年間のサブスク型リースプランや残価据置型ローンといった支払い方法も設定される予定だ。
※写真の車両はオーストラリア仕様。日本仕様では、CHAdeMO規格に対応、ウィンカーを右に変更、ナビなどの英語表記が日本語表記に変更される(ボディサイズやデザインは同一)。