ダイハツは東京オートサロン2023にて『タントファンクロス』のショーモデルを出展した。
強められた「アクティブ・ファン」というキャラクター
今回、出展されたタントファンクロスは、カタログモデルのコンセプトを、より純粋に追求した一台だと言えるだろう。カタログモデルと同じ名前を冠しながらも、そのキャラクターはより一層存在感を示す。ボディに描かれた、ランニングバイクに跨る親子のイメージは、「家族でアウトドアに飛び出す」という、このクルマのキャラクターを前面に押し出している。コンセプトモデルのイメージカラーである鮮やかなイエローは、クルマのアクティブ・ファンという個性を強調。カタログモデルの落ち着いた、くすみカラーとは一線を画すものだ。それでいて、色の刺激で疲れないよう緑に寄せた配色が選択されており、アクティブな印象と暖かみのあるイメージを両立させた。
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クルマとアウトドアが融合するデザイン
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「ファンクロス」のキャラクターを強調したこの一台には、アウトドアとの融合が目に見える形で現れている。例えば、エクステリアでは特徴的な輪っか状のバンパーコーナーを大胆に活用して、大きなカラビナ(登山などで用いるロープを留める道具)をモチーフとしたが表現なされており、インテリアには、芝生をデザインしたフロアマットを用意した。クルマその物がアウトドア・アクティビティと結びついているデザインに注目だ。
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カタログモデルの延長にあるコンセプト
展示された車両は、あくまでもコンセプトモデル。しかし、これは市販モデルの延長にあると考えた方がよいだろう。開発者は、ワンポイント・カラーが加えられた専用ホイールに関して「評判次第で次のファンクロスにつなげたい」と述べている。また、用品装着仕様車であれば、この(コンセプトモデル)くらいのカスタマイズができる、という例にしたいとも語っており、カタログモデルの可能性を示す展示車両となっている。