シトロエンは2月3日、東京都立川市のグリーンスプリングス立川で、『ベルランゴ ロング』のデビューイベントを開催。1月18日に発売されたこの3列7人乗りモデルをはじめ、シトロエンが日本市場へ投入しているほぼすべてのモデルが一堂に会した。
◆アウトドアとサーフィンをテーマに2台を展示
ベルランゴ ロングは2台が用意され、それぞれ異なる使い方を提案し、それに適したアイテムを用いた展示とされた。ブランイシ(ホワイト)の「シャインXTRパック」は、アウトドアと銘打ったスタイルのディスプレイ。純正オプションのカーサイドタープVer.2(12.98万円)を装着し、キャンプを想定した内容となっている。このタープは、ベルランゴのスライドドア開口部と合わせた形状で、ドアより後部が延長されているロングにもフィットする。さらに空気式フレームで自立し、車両と接続しなくても使用可能な上、53×34×34cmの収納袋へ収納可能。4シーズン対応の気密性を備えながら、10.5kgと軽量なのもメリットだ。
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もう1台は標準仕様の「シャイン」で、このグレードでのみ選択できるディープブルーのボディだ。ディスプレイのテーマはサーフィン。注目のアイテムはベルランゴ ロング専用のインテリアルーフバーセット(2万618円)で、耐荷重10kgというそれを装着し、室内頭上へのサーフボード積載を可能としている。標準ボディで用意されているシェルフとボックスより、長尺物の積み込みには便利なオプションだ。また、助手席と2列目シートを倒し、脱着式の3列目シートを取り外せば、3mの積載長が確保できるので、ロングボードを積むこともできる。このほか、1870mmの全高と上開きテールゲートを活かしてウェットスーツを吊るしたり、メーターバイザー上の小物入れのスリットをサングラスホルダーにしたりと、サーファーに便利なアイデアが散りばめられていた。
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◆シトロエンの躍進を支えるベルランゴ
会場には市販モデルだけでなく、「ル・プティ・シトロエン」と呼ばれるベルランゴ バンの特装車も展示されていた。これは2018年のパリモーターショーに出展されたもので、さまざまなシトロエングッズを展示できるような架装が加えられている。フランスで使用された後、2021年1月には日本へ上陸。シトロエンユーザーがこれまでにないペースで増加している点を評価されて本国から寄贈されたものだが、その躍進を支えるのがベルランゴで、2020年10月の導入以来、シトロエンの日本国内販売台数の半数近くを占めている。
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会場でもベルランゴ ロングの注目度は高く、買い物や散歩の途中で立ち寄る来場者の姿が多く見られた。エクステリアを眺めるだけでなく、実際に乗り込んで、座り心地や使い勝手を確かめていた。13cmの前後スライド機構を備えスペースに余裕のある3列目シートと、ショートボディ比567リットル増加した2693リットルの最大積載容量を備えるロング版の追加で、ベルランゴ人気はますます高まりそうだ。
なお、このイベントは2月5日まで実施される。
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