VWが現在開発を進める主力モデル『パサート ヴァリアント』次期型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。現行型パサート(B8型)は2015年にデビュー、これが8年振りのフルモデルチェンジとなる。
社内コード「B9」と呼ばれる次期型プロトタイプは、まだまだボディ前後をダミーコンポーネントとステッカーで偽装している。しかし、ホイールベースが劇的に延長され、サイドビューからは、薄く長いウィンドウ、緩やかに傾斜するルーフラインが見てとれる。『アルテオン シューティングブレーク』のような長く、低く、かなりスポーティで優雅なボディスタイルとなっていることが確認できる。
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キャビン内は、IDブランドと共通点を多く持つものとなる。『ID.7コンセプト』で見せた、正方形のスクリーンタブレットがダッシュの中央に配置されるのが特徴だ。またシフトレバーは従来型ではフロントアームレストに非常に近いセンターコンソールに配置されているが、次期型ではステアリングコラムに取り付けられる。
パワートレインは、1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたPHEV、48Vのマイルドハイブリッドなどがラインアップされる。
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フォルクスワーゲンは2030年までに欧州での販売の70%を電気自動車にすることを計画しており、次期型は、ICE(内燃機関)を搭載する最後のパサートとなる可能性がある。
ワールドプレミアは、2023年内と予想。基盤を共有する第4世代のシュコダ『スペルブ』と合わせて、スロバキアのブラチスラバで生産予定となっている。また次期型ではパサートセダンの廃止が濃厚となっており、今後の動向に注目だ。