アルピーヌは、2ドアスポーツカー『A110』の「サンレモ73」(Alpine A110 San Remo 73)を欧州で発表した。世界限定200台を販売する予定だ。
外観は、キャディブルーのボディカラーを基本に、ブラックのルーフアーチ、レッドのカーボン製ルーフを組み合わせた。これは、WRC(世界ラリー選手権)開催初年の1973年、第10戦サンレモ・ラリーを制してWRCタイトルを決めたアルピーヌ・ルノー『A110』の伝説的なカラーリングを再解釈したものだ。1973年、アルピーヌはWRCで6勝を挙げ、初代WRC王者に輝いた。この1973年の歴史的勝利から、50周年を迎えるのを祝福する。
『A110サンレモ73』のドアには、黒と白のグラフィックがあしらわれ、ボンネット、ドア、リアバンパーのサンレモ 73をテーマにしたシグネチャーを引き立てる。18インチのグランプリブリリアントブランホイール、アンスラサイト仕上げのブレンボ製ブレーキキャリパー、ブラック仕上げのフロントライトブーム、アルピーヌブラックのエンブレムとモノグラムも装備している。
室内は、グレーのステッチが施されたマイクロファイバー製コックピットとした。「ワールドチャンピオン73」のテーマが刺繍される。6点式レーシングハーネスに対応したサベルト製のレーシングバケットシートをはじめ、スポーツペダル、アルミ製の助手席フットレストでレーシーな雰囲気を追求した。ドアパネルには、黒と白のテーマストライプを配している。