メルセデスベンツは6月20日、ミドルクラスワゴン『Eクラス・ステーションワゴン』(Mercedes-Benz E-Class Station Wagon)の新型を欧州で発表した。セダンに続いて、ワゴンもモデルチェンジを受けている。
◆荷室容量は615リットルでシートを折り畳めば最大1830リットルに拡大
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新型は、ダイナミックなリアデザインによって、スポーティさを高めた。従来モデルに比べて、ルーフラインをよりダイナミックにデザインしたという。傾斜したリアウィンドウと相まって、先進的なエクステリアを追求している。
新型は、従来モデルに対して、全幅が28mm拡大された。これにより、後席の乗員の居住性を引き上げた。後席のエルボールームは1519mmに拡大。ホイールベースは22mm延びて2961mmとした。
その結果、後席のニールームとレッグルームを増やした。荷室容量は615リットル。シートを折り畳めば、最大1830リットルに拡大する。
◆グリル中央に大型のスリー・ポインテッド・スター
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フロントグリルとヘッドランプの間には、ブラックパネルをあしらう。このハイグロスブラックのインサートは、メルセデス「EQ」のEVを彷彿とさせるものだという。「アバンギャルド」仕様となっており、フロントグリル中央に、大型のスリー・ポインテッド・スターを配した。
新型は、高性能なLEDヘッドライトを標準装備した。オプションの「DIGITAL LIGHT」はプロジェクション機能なしと機能付きが用意されている。すべてのヘッドライトが、昼夜を問わず特徴的なデザインを備える。デイタイムランニングライトは、眉毛のような形をしている。
リアには、2分割デザインのLEDテールライトを装備した。両方のライトユニットにある星のモチーフは、昼と夜で特別なデザインに。オプションで、乗員を歓迎したり、見送ったりするためのライトショーが選べる。2つのテールライトは、中央のガーニッシュでつながる。リアゲートのガラスの下にはクロームトリムバーをあしらった。これにより、リアエンドの幅が強調されている。
◆「MBUXスーパースクリーン」はダッシュボード全面がディスプレイ
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新型のインテリアのハイライトのひとつが、「MBUXスーパースクリーン」だ。助手席用スクリーンをオプションで装備した場合、MBUXスーパースクリーンの大きなガラスディスプレイが、ダッシュボード全面を覆う形になる。
新型では、ドライバー正面のデジタルディスプレイを、2つの表示スタイル(クラシックとスポーティ)と3つのモード(ナビゲーション、アシスタンス、サービス)によって、カスタマイズできる。「クラシック」スタイルでは、2つのダイヤル式メーターが配置され、車両関連の情報を含むさまざまなコンテンツが、2つのメーターの間に表示される。
「スポーティ」スタイルでは、ダイナミックにデザインされたレブカウンターがドライバー正面のデジタルディスプレイ中央に大きく配置され、アンビエント照明を含めて、室内の照明はレッドカラーで統一される。このアンビエント照明は、グリーンなど7種類のカラーテーマから選択することが可能、としている。