VWは現在、ブランド最小のクロスオーバーSUV『T-Cross(Tクロス)』改良新型を開発中だが、その最新プロトタイプをスクープした。
T-Crossは、VWの最小SUVとして2018年に導入。日本市場においては3年連続輸入車SUVナンバー1として君臨する大ヒットモデルとなっている。
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オーストリア・アルプスのワインディングロードで捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌード状態だ。そのフロントエンドでは、バンパーが新設計され、丸みを帯びたパンバーインテークや、中央に1本のクロームバーを備え、新しいパターンが追加された幅広のグリルが確認できるなど、兄貴分の『T-Roc(Tロック)』を彷彿させるアップデートが施されている。
テールライトの一部は黒いテープで覆われており、新しいLEDグラフィックスが追加されると予想されている。さらにリアのスキッドプレートは、アルミニウムスタイルのトリムを継承する可能性がある。
内部ダッシュボードは布で覆われているように見え、インテリアのアップデートを示唆している。VWが熾烈な競争に勝ち残ろうとするなら、フェイスリフトされたT-Roc同様に、現行T-Crossの弱点の1つである素材の品質を改善することになるだろう。またデジタルコックピット用の新しいインフォテインメントソフトウェアが搭載されると考えて間違いない。
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パワートレインは、最高出力95psと、110psを発揮する1.0リットル直列3気筒TSIエンジンを保持するほか、最近アップデートされた最高出力150psを発揮する1.5リットル直列4気筒「TSI Evo2」エンジンがトップに君臨する。また現行型同様にすべてのグレードは前輪駆動であると予想され、マニュアルまたはオートマチック(DSG)トランスミッションを提供する。
T-Cross 改良新型のワールドプレミアは、2023年後半になるだろう。