メルセデスベンツのフラッグシップ・クロスオーバーSUV『GLS』が、2度目の大幅改良に向けて開発を進めている。スクープしたプロトタイプの写真、そして最新情報から、この改良新型のデザインを予想する。
メルセデスベンツ最大のクロスオーバーSUVは『GLクラス』として2006年に初登場。当時は『Gクラス』の後継車種と想定していたが、Gクラス顧客の圧倒的な支持により、両方の車がラインアップに残されることになった。その後、2015年にGLクラスは「GLS」として生まれ変わり、2019年に現行モデルである2代目が登場。2023年に大幅改良がなされたばかりだが、さらに大幅アップデートが施されるようだ。
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海外自動車メディア「KOLESA RU」の協力によって作成したのが画像の予想CGだ。カモフラージュされたプロトタイプからは見えなかったフロントマスクは、ヘッドライト、そしてフロントグリルが大きく変わる。最新の『Eクラス』に近いデザインとなり、グリルには細かいスリーポインテッドスター(メルセデスのブランドマーク)が散りばめられたものになる。
リアの変更はフロントに比べると最小限だが、LEDテールライトが刷新され、横一文字につながったデザインになる。マフラーはバンパーと一体化したようなデザインとなり、より上質感を増したものとなるだろう。
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GLSは、下位モデルの『GLE』と同じプラットフォーム「MHA」(モジュラーハイアーキテクチャ)を採用する。パワートレインは、V8ガソリンエンジンと決別し、直列6気筒にマイルドハイブリッド技術を組み合わせたものがメインとなり、電動化によるダウンサイジングが実行されるようだ。
GLSにとって2度目の大幅アップデートは、2025年中に執行されると見られている。