パガーニ・アウトモビリは7月2日、『ウアイラ・エピトメ』を発表した。ハイパーカー『ウアイラ』で初めて、マニュアルトランスミッションを搭載している。
ウアイラ・エピトメは、パガーニの特別モデル製作部門「グランディ・コンプリカツィオーニ」が、顧客の要望を受けて製作したモデル。パガーニの最新技術を結集したロードリーガルモデルの頂点を象徴する一台になるという。
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ウアイラ・エピトメの心臓部には、V12エンジンが搭載されている。このエンジンは、864hpを6000rpmで発揮し、トルクは1100Nmに達する。メルセデスAMGがパガーニの仕様に基づいて製造した5980ccのツインターボチャージャーエンジンであり、リミッターは6700rpmまで延長されている。「エピトメ」は、マニュアルトランスミッション(MT)を搭載した初のウアイラでとなる。
トランスミッションはXtrac製の7速横置きギアボックスで、電子制御ディファレンシャルとレーシングスタイルのトライポッドドライブシャフトを備える。これにより、エンジンのパワーが路面に効果的に伝達されるという。サスペンションも技術的に進化しており、加速時のダイブ、ブレーキング時のピッチ、コーナリング時のロールを軽減する設計となっている。これにより、ドライバーはコーナーを最後の瞬間まで、ブレーキングしながら制御しやすくなり、安全性が向上しているという。
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ウアイラ・エピトメのデザインは、空気を切り裂くような鋭いラインが特徴。新しいフロントおよびリアバンパー、専用のライトクラスターを備えたフロントフード、新しいホイールアーチのエア抽出システムなど、カスタムメイドの要素が多数取り入れられた。
リアには、クライアントの要望に応じたウィング付きのフードを採用。このデザインは、性能を向上させるだけでなく、ウアイラの独特のエレガンスを維持するもの。新しい空力プロファイルは、どのような走行条件でも車を最適にバランスさせることを目指している。