アルファロメオは6月19日、新型コンパクトスポーツEV『ジュニア』に『ジュニア・ヴェローチェ』(Alfa Romeo Junior Veloce)を設定すると発表。最大出力280hp、最大トルク345Nmを発生するモーターを搭載し、サスペンション、ブレーキ等の足回りを専用に調整、前輪にEV初となるトルセン式LSDを装備するなど、本格的なチューニングが施された、「ジュニア」のフラッグシップモデルとなっている。
◆アルファロメオ伝統のスタイルをコンパクトEVに体現
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「ジュニア・ヴェローチェ」のエクステリアは、強調されたホイールアーチに、短いハングという伝統的なスタイルが基本だ。高い動力性能はコンパクトなボディに収められており重量は1590㎏とクラス中最軽量となっている。
また、切り上げられたテール、フロントエアインテーク形状により空力性能を高めている。サスペンションは標準仕様より25mmローダウンがなされた。
20インチのアルミホイールの内側には、専用の380mmベンチレーテッドディスクと4ピストンモノブロックキャリパーが伺える。ブレーキは1.12Gの制動力を発揮し、これは100km/h時の制動距離を33mにした際の力と同等であるという。
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カラーはツートンカラー(ブラックルーフとダークボディカラーにレッドのアクセント)に加えて、センピオーネ・ホワイト、トルトーナ・ブラック、ブレラ・レッド、アレーゼ・スティール、スカラ・アイボリーの6色が選択可能となっている。
◆ドライブへの没入感深めるデザインとクラス最大のラゲッジスペース
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インテリアにはドライビングを志向したデザインが施してある。ステアリングホイールにはスウェードが入り、調整機能付きのシートはサイドからドライバーをホールドするサベルト製のスポーツタイプ。これはブラック/レッドのスエードで覆われている。フロアマットもまた、専用デザインだ。
各種の操作スイッチはドライバーの手中に収まるように配置されており、中央の10.25インチタッチスクリーンは、ダッシュボードと共にドライバーの方へと大きく傾けられており、操作性、視認性と共にドライバーに特別感のある空間を演出するスタイリングとなっている。
標準仕様にはApple CarPlayとAndroid Autoのワイヤレス接続が含まれ、前面に4つのスピーカーと2つのUSBポートを備えたサウンドシステムを搭載している。
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全長4mばかりのコンパクトサイズながら、後部座席は二名が余裕をもって搭乗可能なスペースが設けられている。シートに前例と同等の素材、装飾が施されている。また、ラゲッジスペース容量はセグメント最大クラスの400リットルを誇っている。