BMWは6月に、高性能コンパクト2ドアクーペ『M2』改良新型を発表したが、M2をベースとしたハードコアモデルとなる「M2 CS」の改良新型も準備中で、その詳細が見えてきた。
M2改良新型のパワートレインは、最高出力480ps、最大トルク600Nmにアップグレードされた、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、従来型より20ps、50Nmの増加となった。このパワーアップと、8速オートマチックトランスミッションにより、0から100km/hまでわずか4.0で加速できるとBMWはいうが、控えめな数値の可能性がある。
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いっぽう最新情報によると、M2 CS改良新型は、最高出力525~535psとされており、先代の450psから大きな飛躍となる。後輪駆動のみ、オートマチックトランスミッションのみの設定を予想する報道もあり、M2の加速性能は6速マニュアルギアボックス仕様のほうが劣るため、その可能性は高い。
捉えたプロトタイプのフロントエンドでは、給気口を備えたヘッドライトを装備、バンパーには複雑な形状のエアインテークがいくつも配置されているほか、下部にはフロントスプリッターが装着されている。
足回りでは、大径ホイールにブルーのMブレーキキャリパーを装備、後部ではダックテールスポイラーが確認できるほか、クワッド(4本)エキゾーストパイプも見てとれる。
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またルーフはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が採用されるほか、内部では、アルカンターラで包まれたステアリングホイールやカーボンファイバートリムが多用される見込み。
M2 CS改良新型の生産は2025年8月に開始され、翌年の7月に終了する予定だ。わずか11か月間しか生産されない、希少な台数となりそうだ。価格は、先代の8万3600ドル(約1220万円)を超えて10万ドル(約1450万円)以上は濃厚で、完売後はプレミアがついて高騰するはずだ。