米国では22年間にわたりベストセラーセダンの座を守り続けてきたトヨタ『カムリ』。その実績ある高品質と信頼性に加え、4月に行われたフルモデルチェンジでは最新のテクノロジーを搭載し、より洗練された内装デザインへと進化を遂げた。
全車2.5リットルのハイブリッドエンジンを搭載し、パワフルな走りと優れた燃費性能を両立。ハンマーヘッドをモチーフにしたスポーティなフロントデザインと、『プリウス』を彷彿とさせるコの字型LEDヘッドライトが特徴的だ。そんなカムリが、このたびタイで発売され、SNSを中心に日本のユーザーの間でも大きな反響を呼んでいる。
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新型カムリは、トヨタの最新鋭第5世代ハイブリッドシステムを搭載し、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせることで、パワーと燃費性能の両立を実現。駆動方式は、FFモデルで225馬力、新たに導入された電動オンデマンドAWDモデルでは232馬力を発揮。燃費性能も優れており、LEグレード(FWD)では21.7km/リットルという高効率を達成している。
日本では、セダン不況ということもあり、国産車のセダンはほぼ絶滅危惧種だ。そんな中、新型カムリの登場がニュースになると、X(旧Twitter)では「日本仕様待ってますよ」「新型カムリを日本でも販売してくれ」「このカムリ欲しいなぁ」など、カムリの再導入に期待する声が上がっている。
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一方で、「自分が買うかと考えたらハリアーで良いかなぁ」「カムリって、そんなに高かったか?」など、SUV人気や、価格の高さなどが懸念点として挙げられていた。また、「セダンの不人気っぷりが泣けるね~」「セダン人気じゃないみたいだけど売って欲しい」と今のセダン市場に対する嘆きも多く見られた。
主戦場であるアメリカはもちろん、中国やアジア諸国でもセダンは一定の地位を築いており、また憧れの象徴でもある。日本ではセダン人気に翳りが見えて久しいが、再び脚光を浴びることがあるのか。新型カムリにその希望を見出そうとしているファンも少なくないだろう。