トヨタ自動車は、新型EV『アーバンクルーザー』を欧州で発表した。スズキ初のEVとして先に発表された『eビターラ』の兄弟車となる。世界的に人気の『ヤリスクロス』に近いサイズのコンパクトSUVで、EV普及に攻勢をかけるモデルだ。今回は多数の写真ともに、その詳細を紹介していこう。
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アーバンクルーザーは「アーバンテック」をテーマに開発され、洗練された成熟したスタイリングが特徴だ。フロントエンドには現代的なトヨタデザインの特徴の「ハンマーヘッド」を採用。全長4285mm、全幅1800mm、全高1640mm、ホイールベース2700mmというボディサイズは、ヤリスクロス(全長4180mm、全幅1765mm、全高1590mm、ホイールベース2560mm)よりもわずかに大きい。
室内空間は、ヤリスクロスと比べ140mm長いホイールベースにより、広々とした空間を実現。スライド式の後部座席は、前後の乗員間距離を簡単に調整可能で、Dセグメントの大型SUVに匹敵する空間を確保できるとしている。
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コックピット周りは、低めに設計されたダッシュボードと高めの着座位置の組み合わせで、ドライバーや同乗者にクリアな視界を提供するほか、12色に光るアンビエントライトも設定され、快適な車内空間を演出する。
また、10.25インチのデジタルメーターと10.1インチのマルチメディアディスプレイが一体化されたインストルメントパネルを採用。最新の交通情報を考慮したナビゲーションシステムやスマートフォン連携機能など、直感的に操作できる先進技術を搭載している。
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パワートレインには2種類のバッテリーパックが用意され、前輪駆動または四輪駆動を選択できる。前輪駆動モデルには49kWhと61kWhのバッテリーが、四輪駆動モデルには61kWhバッテリーが搭載される。最大出力は四輪駆動モデルで135kW(184hp)となる。
このほかにもグレードに応じて、パワーシート、JBLプレミアムオーディオシステム、サンルーフが設定される。
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