毎年20万人以上のギャラリーが訪れるドレスアップ & チューニング・モーターショーの祭典『オートメッセ』。例年と同じく南港インテックス大阪にて明日11日(建国記念の日)から3日間、華々しく開催される。
国産・輸入車のドレスアップやチューニング、カスタムカーが数多く出展される中、"試聴体験できるカーオーディオゾーン"は6号Bホールで展開される。今週はオートメッセで初のお披露目となるダイヤトーンの最新デモカー、シビック・タイプRをレポートしよう。
ダイヤトーンから新しいスピーカーが発売される!そのニュースを知ったのが、昨年11月末頃と記憶している。カタログに目を通して新開発の振動素材を知り、その内容に感心が高まった。今回のオートメッセにて最新作DS-G50を搭載したデモカー、シビックの他、AVカンサイ、カーオーディオクラブ、ウイニングなど、全国に名を轟かす関西を代表するプロショップ有志面々がDS-G50スピーカーをバックアップ。オートメッセで試聴できることは本当に喜ばしく、多くのカーオーディオファン、ダイヤトーンファンにとっても良音が聴ける絶好のチャンスといえよう。
さて、最新デモカーのシビック・タイプRの搭載システムを簡単にご説明したい。DS-G50を再生するシステムは2系統から成り、DA-PX1デジタルプロセスセンターをソースユニットとし、モスコニ(MOSCONI AS 100.4)のパワーアンプを経由後、付属のパッシブネットワーク交わして再生。もう一方はカロッツェリアDEH-P01をソースユニットに、へリックス A4 パワーアンプによるマルチドライブ構成だ。※写真/前席中央のボックスは2つのシステムを切換え試聴するためのセレクターである。
オートメッセ搬入日ということもあり、タイトなスケジュールであったが新しいDS-G50のサウンドを十分に堪能できる有意義なものであった。DS-SA1 & DS-SA3双方とは異なり、トゥイーターとウーファーの素材をNCVで統一。今までにないワイドレンジ且つナチュラルな質感が印象的である。リニアに伸びる超高域、締まった低域など、総じて音離れが良い。高い内部損失を誇る高音質素材NCV(ナノ・カーボナイズド・ハイ・ベロシティ)を開発するだけあってダイヤトーンの意気込みが感じられる。DS-G50のデモカーサウンドを出向いて是非、聴いて確かめてほしい。