イカしたカスタムオーディオカーをガッツリとご紹介している当コーナー♪
今月も気合いの入った優秀車両を掲載していく。まずは、埼玉の気鋭ショップ、カスタマイズファクトリーナックス製作のアコードワゴン。若きオーナーが情熱を注いで完成させた入魂の1台だ。
連続性を重視してデザインされていると言うラゲッジ。左右にラウンドしたライン、そしてフロアの下方向への立体感、奥側に向かう立体造形により、ラゲッジスペースを広く魅せることに成功。カラーリングはオレンジとブラックのツートンでまとめ、外装との統一を図っている。
師匠に勝つためにカスタム車両の製作を決意!連続性を重視した流麗デザインでインテリアをキメっ!!
オーナーは21歳の小林さん。このアコードワゴンを手に入れて、まずは外装をドレスアップ。そして、去年の秋にオーディオカスタムに着手した。
ところで、小林さんが愛車をここまでに仕上げようと考えた理由とは…。ズバリ「師匠に勝つため」。ドレスアップの師匠と慕う先輩のクルマよりもインパクトのあるクルマを所有したいと考えたことが、ここまでのクルマを作るに至った原動力だ。
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フロア中央のライトボックスは、ラゲッジカスタムのクライマックスの1つ。真下、左右、奥側それぞれに4次元ライティングホールを設定。左右のライティングホールは傾斜が付けられていて、独特の立体感を演出。奥側にはメーカーロゴが入れられ、ロゴも無限に奥側に続いていくような見え方をする。
さて、完成されたインテリアのカスタム。コンセプトは「ストリート & イベントで目立つ」。すがすがしいまでの直球・本道コンセプトだ。外装とイメージを同様にすべく、オレンジとブラックのツートンにこだわり、そして、「流れるようなデザイン」にも注力。どのようなところが『流れ』の追求なのかというと、わかりやすいところでは天井のツートンカラーがリアゲートまで連続しているあたり。
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外向き用に採用されたスピーカーはロックフォードのコアキシャルスピーカー。2セットを並べ、ゴキゲンなサウンドをギャラリーにデリバリー♪ 中央に鎮座するのは同・3SIXTY.3。採用したサブウーファーも同・T1(12インチモデル)。
ラゲッジスペースを観ても、流れが重視されている個所が山盛り。外向きスピーカーの下に入れられたアクリルバー上をLEDのリレーが流れていく。フロアには立体的に奥に続いていくようなデザインを投入。アンプレイアウトを観ても、奥まで続いていくような立体感が重視されている。
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アクリルは多用しているが、外向きスピーカーの両サイドに設定されたパーツのように、ほとんどの個所でその上にMDFボードを重ねてある。アクリルの周囲だけを見せるという手法だ。プロセッサーの下にはミニモニターを仕込みアクセントを効かせ、その下にはさらにミラーモニターをセット。ミラーモニターをセットしているラックは、何気に複雑な立体造形が施されている。リアゲート裏側は天井から連なるデザインで、ブラックレザーとオレンジスエードでフィニッシュ。
細部については写真とともに解説していくが、デザインの各所がラウンドしているところもこのクルマの特長。これはむしろ、製作を担当したカスタマイズファクトリーナックスのコダワリとも言える。MDFのパネルやアクリルボードのエッジの処理など、有機的なラインを複雑に融合させて独特のシルエットを形成。細かなところにも決して手を抜かない、ナックス・クオリティが満載だ。
さて、次週はフロントセクションのカスタムワークとサウンドシステムについて詳しく解説する。乞うご期待!