今週から2週に渡って、岡山の人気ショッ、エスイズ製作のムーブカスタムをご紹介していく。
前編となる今回はまず、全体のコンセプトとリアの作り込みにズームイン! 豪快なギミックと繊細なカスタムワークを組み合わせた、インパクト抜群な1台。要チェック!
目指したのは、デザイン性と音質の両得!音とカスタムの両面でギャラリーアピール!
まずは、このムーブカスタムが完成するまでのバックグラウンドからご紹介しておこう。
オーナーの今井さんがそもそもクルマのドレスアップに興味を持ったのは高校生の頃だという。兄が参加したドレスアップミーティングを観に行ったのをきっかけに、免許を取ってクルマを所有した暁には自分もドレスアップに取り組もうと決意。カスタムに着手できる日が来ることをじっくりと待ち、遂にクルマを手にしてからはこつこつと手をかけ、数度のバージョンアップを敢行しながら2年をかけてここまでに仕上げた。思い入れの詰まった1台なのである。
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インテリアのカラーは、オレンジとブラックのツートンで統一されている。もちろんリアセクションもそれを踏襲。オレンジ部分はレザー、ブラック部分にはスエードを採用。アンプ等のオーディオユニットもブラックなので、オレンジのスペースを多めにして全体のバランスを整えている。
コンセプトは「イベントでも街乗りでも目立つ!」。直球ど真ん中のコンセプト。そして『目立つ』ために重視したのは、音とデザイン。どちらかを犠牲にすることなく、その2つを両立させることに徹底的にコダワリ抜いた。
ギャラリーアピールのためには、今回ご紹介するリアセクションは超重要パート。だがしかし、Kカーはそもそもスペースが限られている…。その中でデザインと音質を両立させるのは至難のワザだ。まさにショップのセンスとノウハウの見せ所。
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パワーアンプにはロックフォードの上級グレード、パワーシリーズの4chモデルとモノchモデルを採用。4chモデルでフロントスピーカー & 外向きスピーカーを鳴らし、モノchモデルでサブウーファーを鳴らす。外向きスピーカーもロックフォード・T2のセパレートモデル。左右のツイーターの中央にはブラックアクリル & ショップロゴをセット!
まず重要視したのはサブウーファーボックス。ボックス自体はフロアに埋め込み、少しでもスペースを有効に活用できるよう工夫。そしてサブウーファーを逆付けインストール。これによりさらにボックス容量を稼げる。かつデザインもスパルタンに♪ その上で内部を強固に作り上げ、パワフルな重低音を獲得!
外向きスピーカーは、できるだけサブウーファーのそばに置きたかった、とはインストーラーの弁。その心は、音源の一局集中化。低音から高音までをできるだけ束にしてギャラリーに浴びせようとする作戦だ。ステレオイメージを感じさせるためにも理にかなったアプローチである。
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サイドウォールにはロックフォードのキャパシターをセット。急な電源降下にも素早く対応し、音質劣化を防止。セットしているベース部分のデザインはサブウーファー部分と同様で、オレンジのスペースをアクリルに仕込んだLEDで照らす仕様。LEDのカラーはマルチに変化。イコライザーインジケーターは周囲をブラックアウトし、光が締まって見えるように工夫してある。
あとはその上で全体のデザインを整えてラゲッジスペースのカスタムが完成! そして圧巻はリアゲート。ご覧のような超巨大イコライザーインジケーターをセット。もちろん、ヘッドユニットのボリュームとつながっていて音楽と連動! 音と見た目で最高にギャラリーアピールする1台の出来上がり♪
さて、来週はフロントセクション。こちらも見応えタップなので、乞うご期待!