またまた今週も、大物カスタム・オーディオマシンの登場だ。
岡山県の人気ショップ・エスイズ製作のbBオープンデッキ! ガツっとフルカスタムされたユニークな1台♪ ガワもデッキもインテリアも、すべてが型破り & ハイクオリティ! 見どころ満載!
大胆に、無骨に、“男らしく”カスタム!かつ、繊細にハイクオリティにフィニッシュ!
旧車風のエクステリアカスタムがインパクト抜群のbBオープンデッキ。2週にわたってインテリアの詳細をお伝えしていく。今回は全体的なコンセプト & リアセクションのカスタムについてリポート♪
エスイズのデモカーであるこのクルマ。ショーネームは『サウンドボム2014』。今年2月の大阪オートメッセでリメイクされた姿が初披露され、話題をさらったのも記憶に新しい。
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シマ板模様のアルミプレートをふんだんに使い、“男らしさ”をアピールするデッキ部分のカスタム。サブウーファーボックスは、アルミプレートの周囲部分をブラックでペイントフィニッシュ。シルバーを引き立たせるためにブラックをチョイスした。
カスタムコンセプトは、“大人のおもちゃ”。四の五の言わず楽しもう、という“遊び心”を満載しているのが特長だ。
今回、大幅にリメイクされたデッキ部分を見れば、そのコンセプトの意味するところが伝わってくる。
まずは、デザインの方向性が面白い。ショーカーともなると、スタイリッシュな方向でカスタマイズされることが多いのだが、このクルマでそれだけに留まらず、“男らしさ”も注入。無骨で骨太なカスタムが、目一杯展開されているのだ。
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ゲートを開けるとサブウーファーは後を向き、閉めると上を向く。周囲のフレームにはレッドの“植毛”を施しビビッドに仕上げた。ボックスは、21mmの防水合板製のストロング・タイプ。
ハイライトはサブウーファーボックス。これを“無骨”と言わずして何と言おう。ドシッとシンプルな直方体デザイン。そこに15インチの大口径サブウーファーを2発セット。そしてそれをなんと、リアゲートと一体化させてある。このリアゲートはもともと人が乗って大丈夫なほどの頑丈なシロモノ。その内部の骨組みに対して、ボルト & ナットでガッチリと合体。ゲートの開け閉めに合わせて、ボックスの位置とサブウーファーの向きががゴロンと変わる。
ちなみに、デザインは“無骨”でも作りは繊細。サスガはエスイズ。各ユニットをしっかりと鳴らし切ろうとするコダワリが満載されている。まずは使用されている“板”がポイント。すべて防水合板を採用。雨風に強く、かつ重く強度も高い合板だ。サブウーファーボックスには21mm厚の防水合板をおごり、内部の補強も十二分に施し、抜群の剛性を確保。15インチという大口径サブウーファーをラクラクとフル・ドライブ。
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デッキのフロアに、ロックフォードのモノchアンプを2台セット。両サイドには、エネルギッシュなサウンドが持ち味の、ロックフォードのパナマモデルをセット。16.5cmミッドレンジドライバーの周囲のフレームと、20cmミッドレンジドライバーのグリルは、レッドの“植毛”仕上げ。中空にはエンクロージャータイプのマリーン・WAKEを搭載する。
荷台に取り付けられた2ウェイスピーカーは、ギャラリーに音がダイレクトに届くように16.5cmのミッドレンジドライバーの角度を綿密に調整。こちらも土台には耐水合板を使用して、ユニットをガッチリと固定。ファイバーワーク & ペイントフィニッシュの完成度も申し分ない。
気取るでもなく、奇をてらうでもなく、ただ“面白い”と思う心を形にしたこのbBオープンデッキ。カスタムの本質ともいえるこのアプローチ。大いに参考にしたい♪