東京ビッグサイトで行われている「第44回東京モーターショー2015」。メルセデスベンツは、2016年から導入予定の新型『メルセデス AMG GT3』を日本で初公開した。
今年の2月にジュネーブモーターショーで発表された、メルセデスが誇る最新型のFIA-GT3車両。ニュルブルクリンク24時間レースやSUPER GT(GT300クラス)など世界各国のツーリングカーレースで使われているマシンだ。
これまでメルセデスのGT3車両は『SLS』をベースとしたモデルだったが、新たに「AMG GT」をベースとして開発。低重心や最適な前後重量配分、大きなトレッドなどレースモデルに相応しい条件を備えている。近年、ヨーロッパを中心にFIA-GT3規定の車両で争われるレースが増え、その競争力も年々激化している。現在の「SLS AMG GT3」は2010年9月にレースデビューし5年が経過しており、ライバルメーカーを圧倒するために自信を持って投入する1台だ。
このモデルは今年末から各カスタマーへデリバリー予定。来季のSUPER GTで登場するかは今のところ不明だ。