ロックフォード・フォズゲートやJLオーディオといったアメリカンブランドから、グラウンドゼロ、ヴァイブオーディオなどの欧州ブランドまで、数多くの人気カーオーディオアイテムを正規輸入・販売しているイース・コーポレーション。
同社が主催する春の恒例行事『イースセミナー & ショー2016』が、今年も3月8日、9日の2日間にわたり盛大に開催された。当サイトでは、今日、明日と2回に分け、コンテスト参加車両と会場で発表された新製品をご紹介していく。まず今回は、屋外で行われたサウンドコンテストに参加した登録店の車両をフィーチャーする。
トヨタ・ヴェロッサ by EAST
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大阪府のEASTは、コンテストに2台を持ち込んだ。こちらはデモカークラスとSOUND 3WAYクラスにWエントリーしたヴェロッサ。搭載システムは以下のとおり。ソースユニットは、ソニーのハイレゾ対応メインユニット(海外モデル)、プロセッサーがヘリックス・DSP PRO、フロントスピーカーがロックフォード・T5+ZRスピーカーラボ・ZR-9DD、サブウーファーがRSオーディオ・RS A10 DVC、パワーアンプがロックフォード・T1000-4ad×2台+T1500-1bdCPという構成だ。
その音は、密度の濃さとシャープさが印象的。T5にスーパーハイエンドブランドのスコーカーを足したその独特のスピーカーレイアウトで、パンチのある研ぎ澄まされたHi-Fiサウンドを奏でていた。
スズキ・キャリイ by CAR-Fi
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神奈川県のカーファイは、スズキ・キャリイでSOUND 2WAYクラスにエントリー。「軽トラで良い音!」をコンセプトに、スペースを有効活用しながら効率的にシステムを組んでいる。使用ユニットは、ソースユニットがカロッツェリア・楽ナビ。フロントスピーカーは名機、ロックフォード・フォズゲートのJ3。それを楽ナビの内蔵アンプでドライブしている。サブウーファーもロックフォードをチョイス。パワードタイプのJPS-100-8をタテ置きでインセット。
試聴してまず感じたのは、ステージの広さ。室内空間以上に音場が広がっているのだ。そして、各楽器の音が混濁することなくしっかりと分離。音量が小さな楽器の音も明瞭に再現していた。手応えあるサウンドが楽しめた。
ニッサン・エクストレイル by Garage A
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群馬県のガレージAは、エクストレイルで参加。SOUND 3WAYクラスにエントリーした。システムは以下のとおりだ。iPhone & iPad+パイオニア・ステラノヴァをヘッドユニットとして活用し、オーディオテクニカのD/Dコンバーターを介してヘリックス・DSP PROへと信号を伝送。パワーアンプにはグラウンドゼロのリファレンス 4XSとリファレンス 2XSを用いて、CDTで構成されるフロント3ウェイをマルチドライブ。サブウーファーにもCDTを使用し、それを駆動するアンプには、ロックフォードの超小型モデル、T400X2adを採用している。
聴いてみると、音が非常に繊細、かつ緻密。そして温かみがあり、耳当たりが実に心地良い。ハイレベルなHi-Fiサウンドを満喫できた。
トヨタ・アクア by SOUND WAVE
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茨城県のサウンドウェーブは、アクアでSOUND 3WAYクラスにエントリー。なお当アクアは、サウンドコンペ『EMMA』で活躍している実力車。インストレーションにおいては同コンペのルールにのっとり、安全性と確実性が徹底追求されている。システムレイアウトは以下のとおり。iPhoneをソースユニットとして使用し、プロセッサーにはヘリックス・DSP PROをチョイス。そして、パワーアンプとフロント3ウェイ+サブウーファー群は、ハーモテックのハイグレードユニットで固めている。
そのサウンドは、とにかく濃密。そしてコクがあり、味わいも深い。低域は伸びやかで、重く、中高域も充実感に満ちている。S/N、解像度も高く、Hi-Fiの基本項目のすべてがハイレベル。さすがのクオリティだった。
トヨタ・ヴェルファイア by BREEZE
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奈良県から参加したブリーズは、ヴェルファイアでSOUND 3WAYクラスにエントリー。システムは、RSオーディオを中心に構成している。ソースユニットはオーディソンのbit Play HD、プロセッサーはヘリックス・DP PRO。それに組み合わせたパアーアンプは、RSオーディオのRS A 40とRS A 20を1台ずつ、さらにサブウーファー用として、JLオーディオのフラッグシップシリーズからHD750/1をチョイスしている。そしてフロント3ウェイがRSオーディオのマスター3、サブウーファーも同・マスター12という豪華な布陣だ。
実際に聴いてみると、まずは質感の良さに唸らされた。各楽器の雰囲気がリアル。そしてコクがあり、キレもある。完成度の高いサウンドが堪能できた。
ミツビシ・ekスペース by マイスター 一宮店
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愛知県のマイスター一宮店は、ekスペースでSOUND 2WAYクラスにエントリーした。搭載しているシステムは以下のとおり。まず、ソースユニット & プロセッサーとして、カロッツェリア・DEH-P01を使用。それに組み合わせているパワーアンプは、ロックフォード・フォズゲートのR300X4を2台とグラウンドゼロのGZIA 1.600HPX。そしてフロントスピーカーには一点豪華主義的に、RSオーディオのRS Revelation HAC+RS Revelation MB165を採用。サブウーファーにはグラウンドゼロのGZUW 8SQを使っている。
その音は、高域のクリアさ、粒立ちの良さが光っていて、中域にも充実感がある。スピーカーの良さが十二分に引き出された、魅力的なサウンドが楽しめた。