パワー感あるサウンド作りをテーマとして、福岡県のスタイリッシュ・サウンズが作り出したインプレッサ。バスレフボックスを採用した超重低音サウンドの表現に加え、トランクルームの立体的なインストールと手数の多さで圧倒されるカスタムが見どころだ。
◆限られたスペースを有効活用する
ユニットレイアウトのアイデアに注目




サブウーファーを箱載せしたライトなインストルでオーディオ加工をスタートさせたというオーナー。しかし低音の心地良さにノックアウトされインストールは進化を遂げ、ついには120Lのバスレフボックスを使った超重低音セッティングにまでたどり着いた。
トランクルームには多数のユニットが凝縮してインストールされている。中心的なユニットとなるのが前面ウォールにインストールされるロックフォードのサブウーファー・T2D212×2発。ローエンドの伸びやパンチのある低音を響かせサウンド面の要でもある。
手前に傾斜してインストールされるのがロックフォードのパワーアンプT2500-1dbCPとT1000-4。大型のパワーアンプを立体的なインストールを施すことで、限られたスペース内に収めたデザイン処理も見事。フロアにはアルパインF#1のプロセッサーを納めるなど、あらゆる面にユニットをビルトインしたスタイルで、隙の無い完成度を感じさせる。
◆トランクリッドの狭小スペースに
スピーカー&アンプをビルトイン



トランクへの入念なインストールが施されるこのクルマだが、トランクリッドへのカスタム処理も見どころのひとつだ。先に紹介したトランク内の12インチ・サブウーファー×2発による超重低音サウンドとバランスするため、トランクリッドにはロックフォード・パンチプロの2ウェイをインストール。ロックフォード・パワーシリーズの小型パワーアンプであるT400X4adを使ってドライブされ、充実の中高域を再生し、外向きでもバランスの良いサウンドを響かせている。
デザイン面ではブルーの人工スエードをベースに使いつつ、カーボン処理を随所に用いるのが特徴。中央にインストールしたパワーアンプの周辺はカーボン処理したフレームをデザインし、ブランドのオーナメントやメッシュ素材をアイキャッチに使う。また上部にはイルミボックスを設置するなど、トランクリッドという小さなスペースを余さず使い切るカスタム処理が光る。
◆効果的なイルミ処理で
ナイトシーンでも主役を張る



カスタムレベルの高いトランクは、効果的なイルミを配置することでナイトシーンでも個性をアピールする。トランク内にはアクリルとメッシュ素材を使ったイルミを随所にレイアウト。サブウーファー、パワーアンプといった主要なユニット類を立体的に浮かび上がらせるライティング効果を発揮している。
さらにトランクリッドにもスピーカー周辺のリングLEDやパワーアンプを間接照明で浮かび上がらせる処理など、それぞれのユニットを効果的に見せる工夫が込められている。
手数の多さやトータルバランスを考えたカスタムデザインなど、見どころ満点のトランクルームを作り出したインプレッサ。次回はキャビンまわりのカスタム処理を紹介していくこととしよう。