純正内装にマッチした各部のインストールと、普段使いを損なわないラゲッジの作りなどを施したプジョー308C。福岡県の施音人工房(SOUND KOBO)が手がけたこのクルマには見どころ満載。シンプルだが狙いに合わせた印象的なインストールが随所に見られる。
◆シンプルなフロントまわりで
スピード感あるサウンドを再現


コクピットまわりは派手なカスタムも施すことなく、純正内装をあくまでも生かしたシンプルなデザインが施されている。オープンモデルの持つスタイリッシュさをスポイルすることなく、狙い通りのサウンドを作り上げるのが狙いだ。
核となるフロントスピーカーにはヘリックスのPrecisionシリーズのセパレートスピーカーであるP62Cをチョイス。手ごろな価格ながらスピード感のあるサウンドを奏でる注目のモデルだ。ミッドバスの純正位置への取り付けに加えて、トゥイーターをAピラーにインストールし、確かなサウンドと定位を確立した。
◆純正内装と見事にマッチした
ドア & ピラーへのインストール




フロントスピーカーのインストールはいたってシンプル。ミッドバスはドアの純正位置に設置されているが、純正のドア形状をそっくりトレースしたバッフルを新設し、違和感のないデザインとしている。ドア下部のポケットもそのまま使えるなど、使い勝手もスポイルしない。
またAピラーへのツイーターの取り付けは、かなりの角度が付いた308CCのピラーに合わせるようにデザインされている。反射などの影響を抑えてリスナーへピュアな直接音を届けるために、最適な角度付けが施される。またピラーの周囲も反射を考慮した形状が施される。機能美さえ感じさせるピラーの処理が光る。
◆オープンモデルの環境を考慮した
サウンドチューニングが完成した


ヘッドユニットにチョイスしたのはダイヤトーンサウンドナビ「NR-MZ100PREMI」。充実の調整能力を駆使して、フロント2ウェイ+サブウーファーのスピーカー群をコントロール。レスポンスの良さやオープン走行時にも厚みのあるサウンドを体感できるサウンドチューニングとしている。
オープンモデルという難しい環境を克服し、オールジャンルの音楽を存分に楽しめる仕様を完成させた、このプジョー308CC。モスコニのアンプとヘリックスのフロントスピーカー、グラウンドゼロのアンプとヘリックスのサブウーファーを適材適所に組み合わせ、各ユニットの能力をフルに引き出したシステムデザインも見どころだ。