ユーロテイストを前面に押し出したVWポロに、ウォール組みでヘビーなカスタムインストレーションを施した福岡県のBrain Child。リアハッチを開けると巧みにレイアウトされたロックフォードのアンプ群が燦然と輝き、どこにもない個性を放っている。
◆キャンディゴールドで塗装された
5台のパワーアンプがインパクト満点



ユーロテイストのカスタムを楽しんでいたオーナーだったが、オーディオのインストールに興味を持ちだしてから、カスタムレベルは一気に加速。ついにはリアにウォールを組む仕様にまで進化した。
ハッチを開けると目に飛び込んでくるのは5台のパワーアンプ。ロックフォードのT600-4とT1500-1bdCPを組み合わせてフロントスピーカーとウォールのキャビン側に組まれたサブウーファー群をパワフルにドライブする。
各パワーアンプにはアピール度を引き上げるためキャンディゴールドのペイントが施されているのも見どころ。左右対称のレイアウトやフレームを使ったデザイン処理など、コンパクトなクルマに大量のデザイン処理を詰め込み、見せるインストレーションを極める。
◆アンプの配置やピラー処理で
ウォールの豊かな立体感を強調
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

パワーアンプの見せ方にも数々の工夫が込められている。アンプはウォールに直にセットするのでは無く、ステーを介してフローティング処理している点に注目。アンプの裏側にはアクリルのプレートをセット、さらにウォール側にはシルバーカーボンを使った処理を施すなど、間接光によるショーアップと、ウォールの立体感を強調する手の込んだカスタムインストレーションが投入される。
5台のアンプは中央部にT1500-bdCPを、両サイドにはT600-4をレイアウトする。それぞれのアンプは重なり合うように設置されているのも計算されたデザイン。省スペースに多数のアンプをレイアウトすることが可能になるとともに、アンプの形状や厚みを感じさせる3Dデザインを強調することにも一役かっている。
またアンプ群の前面を横断するように設置されたフレームも印象的。平面的なデザインになりがちなウォールだが、フレームを設置することでアンプの設置パネルとの奥行きを演出。ウォール全体に立体的なイメージを与えているのも独自のアイデアだ。
◆イルミ処理や素材のコンビで
美しく個性的にウォールを彩る


ウォールには細部にも細かなデザイン処理が施されている。パネル面にはブラックのレザーとシルバーカーボンのコンビネーションを採用。キャンディゴールドとのコントラストを計算、アンプを引き立てる効果的でセンスの良いカラーコーディネートとしている。
またライティングにもこだわり満点。2本のピラーのトップ部にはLEDを使ったイルミでピラー形状を強調、フロアやサイドウォールなどにはメッシュ素材+シルバーカーボンを使ったデザイン処理を施すなど、ウォール全体をひとつのデザインとして完成させている。
手の込んだカスタム処理が施されたウォール、次回はウォールのキャビン側にインストールされるサブウーファー群を中心に見どころを紹介していくこととしよう。