2016年5月29日、千葉県のロングウッドステーションで開催された『ACG2016 in 関東』のリポート第2弾を送りしよう。個性豊かなエントラント車両のインストレーションとユニットをとくとご覧あれ。
DAIHATSU・コペン(オーナー/千葉雄介さん)by lc sound factory






コペンの限られたスペースで、効率の良いインストールを心がけた千葉さん。オープンモデルの良さをスポイルしないようにルーフの収納スペースを残すため、サブウーファーはロックフォードのP2D4の8インチ×3発をラゲッジ後端部分にセット。パワーアンプはロックフォードのR500×D1をコクピット背面にインストール。ドアバッフルはドアパネルのオレンジ色に合わせてコーディネート、ロックフォードT1675のスピーカーで元気いっぱいのサウンドを響かせる。
NISSAN・ジューク(オーナー/佐藤正修さん)by くるまや工房






きれいで澄んだサウンドをボストンのスピーカーから引き出すことをテーマにした佐藤さん。フロントスピーカーに選んだのはボストンPro50SEjp、ミッドバスにあえて5インチサイズを選び、繊細なサウンドを強調する。中低域のつながりを考慮してサブウーファーには8インチのJL8W7-3をチョイス。バスレフエンクロージャーを組んで低域の厚みも強調する。ハイレゾ・ウォークマンをプレイヤーにオーディオテクニカのAT-HDR5を使ってハイレゾ再生もこなす。
TOYOTA・アルファード(オーナー/吉田 稔さん)by カスタマイズファクトリーNACKS






今回がACG初参戦だという吉田さん。コクピットでの高音質とゲートオープン時のパワフルな外向きサウンドを両方楽しめるクルマに仕上げた。ラゲッジにはグラウンドゼロの手頃なパワーアンプ、サブウーファー、コアキシャルを使ってガンガン鳴る仕様を作り上げた。コストパフォーマンスに優れる仕様もオーナー自慢のひとつだという。またフロントスピーカーもグラウンドゼロで統一。あえて13cmのミッドバスを使うスタイルでクリアサウンドを狙った。
DAIHATSU・タントカスタム(オーナー/和田咲子さん)by Garage A






各地のイベントではすでにおなじみの和田さん。パワーハイファイクラスでさらにレベルを高めるためにトゥイーターをグラウンドゼロのハイエンドモデルであるGZPT Reference28に進化させた。高域の伸びの良さをさらに引き出し、ワイドレンジなサウンドを極めている。グラウンドゼロのパワーアンプやスピーカーによるサウンドや、ヘリックスのDSP-PROを使ったハイレゾ再生など、多彩な楽しみ方ができるクルマに仕上がっている。
TOYOTA・bB(ショップデモカー)by SOUND WAVE






クラリオンのFDS(フルデジタルシステム)のために製作されたサウンドウェーブのデモカー。FDSならではのノイズレスなサウンドや、フルデジタルによるきめ細かくダイナミックなサウンドを生かす取り付け & 調整が施される。ミッドバスは大きく角度を付けて取り付けるなど、FDSを生かすための取り付けの工夫が見どころ。その結果、音のフォーカスの正確さと明快なサウンドはかなり印象的。気になる読者はショップで試聴してみよう。
BMW・X3(オーナー/関 大寿さん)by アークライド





dBドラッグレーシングのボーイズクラスに初参加したという関さん。ロックフォード・パンチの12インチを2発組んだシールドボックスを同じくロックフォード・プライムのパワーアンプで駆動するシンプルなシステムで、厚みのある低域が心地よいサウンドを構築する。フロントの純正スピーカーはオーディソン・プリマAP8.9bitを使って駆動 & コントロール。現在進行形のシンプルなシステムながら現時点の音への満足感は高いという。
SUBARU・レガシィ(オーナー/伊藤禎昭さん)by サウンドワークス





ホームオーディで数々の経験をしてきた伊藤さん、カーでその知識を生かして自作パッシブを駆使した音作りを実践する。フロントスピーカーはカロッツエリアのスーパートゥイーター、キュリノのトゥイーター、エイジュのミッドレンジ、そしてケンウッドのミッドバスというフロント4ウェイ構成。パッシブを自作して各スピーカーの能力を引き出すことに注力した。ケンウッドのナビをヘッドにしたシステムで演歌からジャズまでをオールマイティに聞かせる。
SUZUKI・アルトワークス(オーナー/渡辺恵一さん)by CAR-Fi






ACGをはじめとしたイベントでは欠かせない存在になっている渡辺さん。アルトワークスというコンパクトなクルマにハイパワーなユニット群を詰め込み、大音量を響かせる。最新のリメイクではアンプをフル・ロックフォードに変更(T1000-4×2、T2500-1bd×2)、さらにサブバッテリー(EXIDE XMC-31)を2個追加する電源強化を施した。電気 & パワーアンプの見直しという、音圧を高めるためのセオリー通りの強化でしっかりと狙い通りの音圧を稼ぎ出した。