クルマには、案外死角が多い。前方ならばノーズよりも低いところはほぼ見えていないし、後方についてはさらに死角は増えていく。バックカメラがあればそれに対処可能かと思いきや、逆光等の光の加減で、障害物を見落とすことも有り得る…。
そんな不安に対処可能な、便利なセーフティアイテムが存在している。データシステムの『R-SPEC・コーナーガイドセンサー CGS252 series』が、それだ。
■基本セットは3種類。高感度超音波センサーが、障害物との距離を的確に捕捉。
当製品は、高感度の超音波センサーの働きで、障害物との距離を警告音や光等々でドライバーに知らせてくれるという頼れるアイテムだ。縦列駐車時やバックでの車庫入れ、さらには狭い道での右左折や対抗車とのすれ違いも、しっかりとサポートしてくれる。
なお当アイテムは、タクシー会社やレンタカー会社といった企業にも採用されている。プロも認める確かな一品、というわけなのだ。
シリーズには、3種類の基本セットが用意されている。
☆『スピーカーセット CGS252-S』(税抜価格:1万4800円)
☆『距離表示モニターセット CGS252-M』(税抜価格:1万9800円)
☆『ボイスアラームセット CGS252-V』(税抜価格:1万9800円)
それぞれに共通しているバーツは、本体、電源ケーブル、超音波センサー×2個、コントロールスイッチ、バンパー穴あけ用ホールソー。それらに加えて、『スピーカーセット』ではスピーカーが、『距離表示モニターセット』では距離表示モニターが、『ボイスアラームセット』では、ボイスアラームがそれぞれ同梱されている、という次第だ。
もっともリーズナブルな『スピーカーセット』で、機能の詳細をご説明していこう。当セットでは、障害物の状況を「ピッ、ピッ」という音と、コントロールスイッチの光の点滅で教えてくれる。警告の仕方は、障害物との距離に応じて4段階に変化。距離が150cm以下から100cm超となると警告が発せられ始め、30cm以下となったところで警告音は「ピッー」という連続音となり、光の点滅が最速となる。
超音波センサーのフォローする仰角は約100度。標準セットされているセンサーは、リアバンパーの左右のコーナーに取り付けるのが基本で、リバースギアに連動して自動的に動作を開始する。
距離測定回路は、センサーに内蔵され、ノイズに強くより安定した距離測定が可能だ。センサーはバンパーに埋め込むタイプなので、目立たずスマートに取り付けられる。機能が優れていることにとどまらず、デザイン性でも実力を発揮。高級欧州車を思わせる純正風なテイストを醸し出す。
■オプションパーツを買い足すことで、機能を進化させることが可能に。
その他の2つの基本セットについては、以下のように障害物の状況を警告してくれる。『距離表示モニターセット』では、スタイリッシュな距離表示モニターに、障害物との距離に加えて概ねの位置が表示される(表示モニターからは、警告音も発せられる)。『ボイスアラームセット』では、スピーカーから障害物の位置が音声で発せられ、同時に警告音でも知らせてくれる。
また当シリーズは、オプションパーツを買い足すことで、機能を進化させることも可能だ。内容選択の自由度の広さと、バージョンアップの容易さも特長としている、というわけだ。
オプションパーツは、『超音波センサー(2個セット)』(税抜価格:6000円)、『距離表示モニター』(税抜価格:8000円)、『ボイスアラーム』(税抜価格:5000円)、『スピーカー』(税抜価格:3000円)がラインナップ。
超音波センサーは、最大で6個接続することが可能だ。その場合は、リアバンパーに計4個、フロントバンパーに計2個を装着することとなる。リアバンパーに4個装着すると、おおよそ後ろ側の全体を、フォローできるようになる。
ただし、HIDランプ(HIDフォグランプを含む)装着車の場合は、 ランプの点灯時にバラストユニットから出るノイズの影響を受け、センサーが誤動作を起こす可能性があり、取り付けは不可となっている。
いかに運転が得意でも、見えない部分のケアはいかんともしがたい。しかしながらこの、『R-SPEC・コーナーガイドセンサー CGS252 series』があれば、そんな心配とはおさらばできる。今よりもっとドライブの「安心・安全」と高めたいと思うのであれば、当アイテムに、要注目。