ミニバンをドレスアップするうちに、オーディオに目覚めたというオーナー。インストールを手がけたのは茨城県のSOUND WAVEだ。徐々にシステムアップを続けついに完成形の域に達したカスタム、まずはラゲッジのデザインからチェックしていくこととしよう。
◆オーディオに目覚めて
低音再生の進化が加速中



ミニバンでドレスアップを楽しんでいたオーナーが、フロント2ウェイ+パワードサブウーファーというシンプルなシステムからスタート。しかし、ここでオーディオの楽しさにどっぷりはまり、サウンド & インストールの両面での進化がはじまった。
システムアップのポイントとなったのは低音。パワードサブウーファーを鳴らしている頃から、バスブーストをめいっぱい使って聞いていたオーナー。もっと心地よく低音を鳴らしたいという欲求がどんどん広がり、ロックフォードのT1D212を2発インストール、しかも100Lを超えるバスレフボックスをラゲッジに組み上げて、最上級の低音の鳴りを手に入れた。
ラゲッジに組まれたボックスは、上部にロックフォードのサブウーファーを2発インストール。大容量のボックスながらラゲッジいっぱいに広げて高さを抑えることにも成功している。ポートはボックスの奥に上向きに設置、ブラックレザーとグレーの人工スエードを使ったフィニッシュは落ち着いた大人のデザイン。
◆2台のパワーアンプで
象徴的なデザインを作り上げた



オーディオボードのデザイン的なアイコンになっているのが、前面にビルトインされたフォーカルのパワーアンプだ。FPS4160を2台並べて設置したデザインはゲートオープン時のアピール度も満点。シルバーのパネルデザインが、グレーの周辺生地ともマッチしている。サブウーファー用のパワーアンプにはロックフォードのT1500-1bdCPをチョイスし、ボード内にビルトイン設置した。
またデザイン的な見どころとなっているのがアンプの両サイドを覆うラインだ。ブラックのレザーでアンプの外周を覆うようにデザイン、さらに上部ではサブウーファーの外周をトレースするように曲線を描いているのも独特。単調になりがちなラゲッジデザインを、ユニットに合わせた個性的なライン作りで変化を付けた。
◆優れたデザイン性に加え
メンテ考慮の実用性も加味



ブラックとグレーをメインに使った落ち着いたデザインだが、造形や素材感で変化を付けることを狙ったのも、このインストールの特徴。印象的なパーツは下部に取り付けられたアクリルパネル。メーカーやショップロゴでオーディオカーイメージを盛り上げる。
またメンテナンス性の高さもこのクルマの特徴。下部両サイドにあるメッシュグリルは開閉が可能で、内部のエアサスユニットやサブウーファー用のパワーアンプなどのメンテナンスも自在。さらにボード上部の両サイドには、リアサスの調整用のリッドを設けるなど、デザイン性とメンテナンス性を両立させている。
鳴りを追求したバスレフボックスを備えたリアまわりを備えたこのカスタム・オーディオマシン、さらに次回はアイデア満載の3ウェイを組み上げたフロントまわりを紹介して行くこととしよう。