ミッドシップエンジンを思わせるラゲッジインストールを施したコンセプチュアルなカスタムが印象的なスープラ。コクピットまわりには鳴りにこだわったシステムデザイン & インストールが施される。千葉のアークライドが技術を駆使したインストールをご覧あれ。
◆鳴りっぷりを重視して
フロントにマリン×2をセット
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

ハッチバックを開けると現れるパワーアンプを使ったインパクトあるデザインを前回はご紹介したが、コクピットまわりのデザインもリアまわりを凌駕するほどの質の高い仕上がりぶりとなった。
フロントステージのコンセプトは「鳴りっぷり」を重視したスピーカーインストール。その最大のキーワードとなるのがドアにインストールされるキッカー・マリーンKMC674Cのデュアル組み。ホーンドライバーを使った2ウェイは、とにかく音飛び抜群。しかも同ユニットを2セット組むことで狙い通りの鳴りを手に入れた。
ドアパネルをフルに使ったインストールも見どころ。ホーントゥイーターをドア前方に斜めにレイアウト、ドア後部にミッドバスをインストールするというバランスの良いデザイン。ドア全体が振動板と化すような超凝縮レイアウトとなった。音飛びの良さ×デュアル組みはドアをオープンすると外向きスピーカーとして威力を発揮する。イベント会場での目立ち度は抜群の仕様とした。
◆車内めいっぱいを使って
15インチのL7を4発投入
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
コクピットのもう一つの見どころはウォール組みによってインストールする4発のキッカーS15L7だ。スープラの限られたキャビンスペースに15インチのL7を4発も投入するスタイルはとにかく圧巻。コクピット背面にウォールを設置し、左右に2発ずつのL7をインストールし、壁すべてが振動板になったイメージだ。
さらに、このL7×4発はサウンド面でもキーワードになっている。フロントステージを形成するキッカー・マリンの2ウェイ×デュアル組みとのバランスを考え、低音の鳴りっぷりも最強を目指した。そのためにエンクロージャーはバスレフボックスとしている点にも注目。低域の鳴りをしかりとコントロールすることで、最適な低音の鳴りを引き出しているのもこのクルマのスゴいところ。
◆細部に渡ってカスタム処理多数
使い勝手も魅せる効果も両立する
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
ラゲッジに施されたコンセプトカー指向の手の込んだデザインが印象的なこのクルマだが、各部分にも数多くの手の込んだカスタムインストールが施されている。
マリンをデュアルで組んだドアは4発のユニットを組み込んだ上部はレザーで処理し、下部はモケットを使うコンビで変化を付ける。さらにドア最下部にはアルミパネル+間接照明を使った演出を施すなど、魅せる効果も満点だ。
また、リアハッチのウォッシャーノズル部分にカメラをビルトインしてバックカメラとするなど、ノーマスのボディ形状をキープしながらも、機能性をアップさせるアイデアも見どころ。
ミッドシップエンジンを思わせるラゲッジなど、コンセプトを重視してカスタムを施したスープラ。コクピットのスピーカー群により絶品の鳴りを同時に手に入れ、オーナーが望んだとおりの唯一無二のカスタムオーディオマシンへと進化した。