BMWのコンパクトハッチバック『1シリーズ』の次期型が、極寒のスカンジナビアで初の寒冷気候テストを開始した。フロントマスクは完全にガードされているが、そのデザインに関する最新情報を入手した。
1シリーズ次期型のプラットフォームは、『X1』と同様の「UKL」を採用し、ホイールベースを延長、居住空間の向上や軽量化が図られる。また、駆動方式がFF(前輪駆動)に変更されるのも大きなニュースだ。
デザイン上の注目は、刷新されるフロントマスクだ。新形状のワイドなキドニーグリル、鋭く釣り上がるヘッドライトを特徴とし、最小クロスオーバー・クーペSUV『X2』からインスピレーションを得たデザインになるという。
サイドシルエットは、FFとなったことで大きく変化したように見える。ハッチバックでありながらボンネットが長く、乗員スペースが後端に引っ張られるようなシルエットを特徴としていた従来型に比べ、ボンネットは短く、シルエットも一般的なハッチバックスタイルに近づいたようだ。
パワートレインは、1.5リットル直列4気筒ガソリン&ディーゼルエンジン、2リットル直列4気筒ガソリンエンジン、PHEVなどがラインアップされるはずだ。また高性能『M140i』は6気筒モデルを捨て、新開発2リットル直列4気筒ターボエンジンに変更される。
ワールドプレミアは2018年3月のジュネーブモーターショー、または10月のパリモーターショーが期待されている。